本日は愛知県の岡崎城を訪れました。実は晴れ男を自認している私ですが、この日はあいにくの雨。それでも、旅の足取りが重くなることはありませんでした。むしろ、雨の日ならではの城の風情や春の景色を味わえる、特別な日となりました。 岡崎公園前駅から岡崎城公園までは徒歩で向かいました。駅から公園までの道のりも、しっとりと濡れた石畳や草木が、いつもより深い色合いで迎えてくれます。川辺に目を向けると、雨に濡れた桜がしっとりと咲き誇っていました。花びらが雨粒を纏って輝く様子は、晴れた日には見られない美しさです。桜の下を歩きながら、春の静けさとともに、歴史の舞台を歩んでいるような感覚に包まれました。 公園内の竹千代通りへと足を進めます。竹千代――徳川家康の幼名でもあり、岡崎城は彼の生誕の地です。竹林の緑と雨に濡れた道は、どこか幻想的な雰囲気を醸し出していました。 途中、城の大手門も見学し、立派な門構えから戦国時代の面影を感じます。 この日はちょうど大河ドラマが「どうする家康」を放送中だったこともあり、公園内には仮設の展示館が設けられ、家康に関する特別展が開催されていました。戦国時代から江戸幕府開府に至るまでの家康の歩みや、岡崎城が果たした歴史的役割についての展示は、歴史好きにはたまらない内容でした。館内で改めて岡崎城の持つ重みを感じました。 そして、城の天守閣へ。石段を上り、展示を見ながら最上階を目指します。岡崎城の天守は、昭和の時代に再建されたものですが、展示内容や建築の重厚感によって、往時の雰囲気を想像することができます。最上階に到着し、岡崎市街を見下ろしました。雨に霞む町並みは、まるで水墨画のよう。遠くの景色も柔らかく溶け合い、晴天とは異なる情緒がありました。 雨の日の城巡りは、晴れの日には気づかない発見や、静けさの中に漂う歴史の重みを感じさせてくれます。雨だからこそ出会えた景色とともに、家康公の時代へ思いを馳せた一日 旅程 東京 ↓(新幹線/名鉄) 岡崎公園前駅 ↓(徒歩) 岡崎城/岡崎城公園 ↓(徒歩) 岡崎公園前駅 関連イベント 周辺のスポット 地域の名物 関連スポット リンク 岡崎城トップページ|岡崎城(天守閣)|特集|岡崎城公園|岡崎おでかけナビ - 岡崎市観光協会公式サイト 岡崎城公園・岡崎城 | 岡崎市ホームページ 岡崎城・岡崎城公園・三河武士のやかた家康館 | 【...