スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

ラベル(桓武天皇)が付いた投稿を表示しています

平安神宮:都の東のはずれで出会う「もうひとつの平安京」

祇園新橋(ぎおんしんばし)から白川に沿って北上し平安神宮(へいあんじんぐう)に着きました。 平安神宮は、京都市左京区にある神社で、1895年(明治28年)に京都の平安遷都1100年を記念して創建されました。 この神社は、京都の歴史や文化を象徴する存在であり、794年(延暦13年)に平安京を造営した桓武天皇(かんむてんのう)を祭神としています。1940年(昭和15年)には、江戸時代末期に幕府との交渉を行い、明治維新の基礎を築いた孝明天皇(こうめいてんのう)も祭神に加えられました。 神社の建物は、平安時代の平安京の大内裏(宮殿)を模したデザインで、特に正殿は平安時代の建築様式を再現しています。 大鳥居や広大な神苑(しんえん)(庭園)は、観光客に人気のある場所で、特に春には約300本のしだれ桜が咲き誇り、美しい景観を楽しむことができます。 また、平安神宮では、毎年10月22日に行われる「時代祭(じだいまつり)」が有名です。この祭りは、京都三大祭りの一つで、平安時代から明治時代までの歴史的な衣装を着た行列が市内を練り歩き、京都の歴史と文化を感じさせるイベントです。 大極殿、東西歩廊 2棟、蒼龍楼、白虎楼、應天門、龍尾壇石積、彩色図面22枚は国の重要文化財に指定されています。 神苑の他に、大鳥居や朱塗りの社殿など、壮大で美しい景観が特徴で、特に観光地としても多くの人々に愛されています。 旅程 東京 ↓(新幹線) 京都駅 ↓(徒歩) 京都国立博物館 ↓(徒歩) 七条駅 ↓(列車) 小倉駅(京都) ↓(徒歩) ニンテンドーミュージアム ↓(徒歩) 小倉駅(京都) ↓(列車) 桃山御陵前駅 ↓(徒歩) 御香宮神社 ↓(徒歩) 明治天皇 伏見桃山陵 ↓(徒歩) 桓武天皇 柏原陵 ↓(徒歩) 伏見桃山城 ↓(徒歩) 丹波橋駅 ↓(列車) 祇園四条駅 ↓(徒歩) 祇園新橋/祇園白川 ↓(徒歩) 平安神宮 ↓(徒歩) 京都国立近代美術館 ↓(タクシー) 京都駅 ↓(新幹線) 東京 関連イベント 時代祭(10月22日) 周辺のスポット 八坂神社 知恩院 祇園 花街芸術資料館 建仁寺 青蓮院 京都国立近代美術館 祇園新橋/祇園白川 リンク [公式]Heian Jingu Shrine 平安神宮 | 京都 平安神宮の参拝情報と神前結婚式・七五三など各種ご祈祷、名勝神苑のご紹介 「平安神宮」の観光...

桓武天皇 柏原陵

明治天皇 伏見桃山陵(ふしみのももやまのみささぎ、ふしみももやまりょう)のあと、北に向かい桓武天皇 柏原陵(かしわばらのみささぎ)に来ました。 桓武天皇の柏原陵は、京都府京都市伏見区にある桓武天皇の陵墓(御陵)です。陵墓は円丘という形で、典型的な古墳スタイルに基づいています。 桓武天皇(かんむてんのう、737年(天平9年)〜806年(延暦25年))は、日本の第50代天皇で、在位期間は781年(天応元年)から806年(延暦25年)までです。桓武天皇の治世は日本の歴史において重要な転換点とされています。特に、平安京(現在の京都)への遷都や、中央集権体制の強化を通じて日本の統治体制を大きく変革したことで知られています。 桓武天皇は、天智天皇(てんじてんのう / てんぢてんのう)の曾孫にあたり、父は光仁天皇(こうにんてんのう)、母は渡来系の高野新笠(たかののにいがさ)です。母方の血筋は渡来人の系譜を引き、先祖は百済の武寧王(ぶねいおう/ムリョンワン)で、朝廷内での影響力があったとされています。 桓武天皇の治世で最も重要な出来事は、平安京への遷都(794年(延暦13年))です。桓武天皇は、それまでの都であった平城京(奈良)から、まず784年(延暦3年)に長岡京へ、そして10年後に平安京へと遷都しました。 長岡京に遷都した784年(延暦3年)または平安京へ遷都した794年(延暦13年)から鎌倉幕府が成立する1185年(元暦2年)または1192年(建久3年)を、平安時代と呼ばれています。 桓武天皇は、蝦夷(えみし、えびす、えぞ、現在の東北地方)への遠征を行い、中央政府の支配を強化するための軍事活動を展開しました。特に、坂上田村麻呂(さかのうえ の たむらまろ)を征夷大将軍に任じ、蝦夷征討に力を入れました。この遠征は成功し、後に東北地方への支配が強化されました。 桓武天皇は、仏教の影響力を削減するため、特に天皇家や政府の政策に干渉する仏教勢力を抑えることに努めました。しかし、全く仏教を排斥したわけではなく、仏教の重要性を認識していました。例えば、比叡山延暦寺を創建した最澄に保護を与え、天台宗の発展を助けました。 京都に訪れた際には、平安京やその時代の文化を学びながら、柏原陵を訪れるのも歴史を感じる良い機会かもしれませんね。 旅程 東京 ↓(新幹線) 京都駅 ↓(徒歩) 京都国立博物...