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根城:復元された中世の暮らし、南部氏ゆかりの地を歩く

八戸市博物館からすぐ横の根城に向かいました。 根城(ねじょう)は、日本の青森県八戸市にあった中世の城で、南部氏によって築かれました。南北朝時代に、南朝側の武将である南部師行(なんぶ もろゆき)が築いたのが始まりとされています。この城は、八戸地方を支配する拠点となり、その周辺には町も形成されていました。 根城は典型的な中世の城で、自然の地形を活かして防御を固め、土塁や堀で囲まれていました。天守閣などの大規模な石造りの建築はなく、主に木造の建物や、土を使った構造が特徴的です。 根城は14世紀頃に築かれ、その後も何度か増改築が行われましたが、江戸時代になると廃城となりました。 現在、根城跡は「八戸根城跡」として国の史跡に指定されており、復元された主殿や庭園、当時の生活様式を再現した展示が行われています。 八戸市博物館も併設され、根城の歴史や文化を学ぶことができる観光スポットです。 旅程 東京 ↓(新幹線) 八戸駅 ↓(徒歩 約40分) 櫛引八幡宮 ↓(徒歩 約1時間20分) 是川縄文館 ↓(徒歩 約1時間20分) 八戸市博物館 ↓(徒歩) 根城 ↓(徒歩 約50分) 八戸駅 関連イベント 周辺のスポット 櫛引八幡宮 是川縄文館 八戸市博物館 みろく横丁 八戸ポータルミュージアム はっち 八戸市美術館 三八城公園 地域の名物 八戸せんべい汁 サバ料理 イカ料理 南部せんべい しゅうれん(酒粕甘酒) 八戸ラーメン ホヤ料理 八戸ワイン 関連スポット 南部お城めぐり 種里城 浪岡城 野辺地城 七戸城 聖寿寺館 三戸城 九戸城 姉帯城 久慈城 盛岡城 高水寺城 鍋倉城 土沢城 花巻城 金澤城 リンク 史跡根城の広場 | VISIT HACHINOHE | VISITはちのへ観光物産サイト 史跡 根城の広場 | 八戸市博物館・史跡 根城の広場 復原された中世の城 -根城-/八戸市

八戸市博物館: きらめく八戸-写真・新聞で見る昭和40年代-

是川縄文館で昼食を取り、八戸市博物館へ徒歩で向かいました。Google Mapで見て、約1時間30分だったのと、日が高くなり気温も上がってきたので、少し躊躇しましたが、バスの時間まで30分あるので、思い切って歩き出しました。 八戸市博物館(はちのへしはくぶつかん)は、青森県八戸市の歴史や文化、自然に関する資料を展示しています。博物館は、八戸市および周辺地域の長い歴史や文化的な遺産を広く紹介する施設として設立され、地元の遺跡や民族資料を中心に、さまざまな展示が行われています。 八戸市博物館では、八戸市やその周辺地域の先史時代から近代までの歴史を紹介しています。特に、縄文時代や弥生時代、古墳時代の遺跡や出土品が展示されており、古代からの八戸地域の歴史を理解することができます。 八戸地域の伝統的な暮らしや文化に関する資料が展示されており、特に漁業や農業、伝統工芸などが紹介されています。 地域の祭りや風習、衣装なども展示されており、昔の生活や文化を知ることができます。 八戸市およびその周辺地域の自然環境に関する展示も行われており、地元の動植物や地質に関する資料が見られます。 定期的にテーマに沿った特別展示や企画展示が行われており、八戸市や青森県内外の文化・歴史に触れる機会が提供されています。現在は、「きらめく八戸-写真・新聞で見る昭和40年代-」が開催されています。 八戸市博物館は、八戸市の文化や歴史に興味がある方や、青森県内を訪れる観光客にもおすすめの場所です。 旅程 東京 ↓(新幹線) 八戸駅 ↓(徒歩 約40分) 櫛引八幡宮 ↓(徒歩 約1時間20分) 是川縄文館 ↓(徒歩 約1時間20分) 八戸市博物館 ↓(徒歩) 根城 ↓(徒歩 約50分) 八戸駅 関連イベント 周辺のスポット 櫛引八幡宮 是川縄文館 根城跡 みろく横丁 八戸ポータルミュージアム はっち 八戸市美術館 三八城公園 地域の名物 八戸せんべい汁 サバ料理 イカ料理 南部せんべい しゅうれん(酒粕甘酒) 八戸ラーメン ホヤ料理 八戸ワイン 関連スポット リンク 八戸市博物館・史跡 根城の広場 八戸市博物館・史跡 根城の広場 : 旧HP 八戸市博物館/八戸市

是川縄文館: 縄文の編み/組みの探究:手を合わせた4,000年前の祈り、合掌土偶のふるさと

櫛引八幡宮(くしびきはちまんぐう)から徒歩で是川縄文館(これかわじょうもんかん)に来ました。気温が23度ぐらいですが、まだまだ暑いです。 是川縄文館は、青森県八戸市にある博物館で、主に縄文時代の遺跡や文化に関する展示を行っています。特に、是川遺跡(これかわいせき)からの出土品を中心に、縄文時代の人々の生活や文化を紹介しています。この博物館は、八戸市の貴重な文化遺産を保存し、縄文時代の歴史をより深く理解するための場所です。 是川遺跡は、青森県八戸市に位置する日本の縄文時代を代表する遺跡のひとつです。この遺跡は、約4,000年前の縄文時代中期から後期にかけての生活や文化を示す貴重な考古学的証拠が数多く発見されていることで知られています。 是川遺跡は、丘陵地に広がる複数の住居跡や貯蔵穴、墓地などから構成されています。このことから、縄文時代の人々が定住生活を送っていたと考えられています。また、農耕文化が発達する以前の採集・狩猟・漁労による生活の様子がうかがえます。遺跡からは木の実や種子、魚の骨なども出土しており、縄文人が多様な食物資源を利用していたことがわかります。 是川遺跡は、縄文時代の中でも特に文化が成熟していた時期の生活を示す遺跡として、日本国内だけでなく国際的にも評価されています。豊富な出土品や居住地跡は、当時の人々が環境と調和しながら生活していたことを示しています。 是川縄文館には、国宝に指定された出土品も展示されています。中でも1946年の調査で出土した「合掌土偶」は、独特な姿勢と繊細なデザインで非常に有名です。この土偶は、祈りや信仰に関わる重要な意味を持つと考えられています。2011年に国宝に指定されました。 国宝の合掌土偶以外にも様々な土偶が展示されています。 縄文時代の生活様式、住居、食文化、狩猟や採集の方法なども展示を通じて学ぶことができます。 是川縄文館は、縄文時代の考古学的な資料を保存し、その価値を次世代に伝える役割を担っています。地元の歴史教育の場としても利用され、多くの訪問者が、展示を通じて縄文時代の人々の暮らしを理解する機会を得ています。 是川縄文館は、八戸市の文化観光スポットのひとつとしても人気で、地元の人々だけでなく、国内外からの観光客も訪れています。 是川縄文館では、現在、特別展として「縄文の編み/組みの探究」が開催されています。「縄文の...

櫛引八幡宮:南部の地に息づく八幡信仰の記憶

青森県以北が久々に最高気温30度以下になったので、都内から離れて青森県の八戸市に来ました。 メインの目的は、世界遺産の是川遺跡の博物館である是川縄文館(これかわじょうもんかん)ですが、少し寄り道して櫛引八幡宮(くしびきはちまんぐう)に向かいました。 櫛引八幡宮は、青森県八戸市に位置する歴史ある神社です。本殿など5棟の社殿が重要文化財に指定され、国宝や重要文化財の甲冑なども境内国宝館に展示されています。 櫛引八幡宮は、1191年(建久2年)に南部家初代の南部光行(なんぶみつゆき)によって創建されました。櫛引八幡宮は、八幡神(誉田別命:ほんだわけのみこと、応神天皇)を主祭神として祀っており、武運や勝利の神として多くの武士に崇拝されてきました。 本殿は、三間社流造(さんげんしゃながれづくり)で、細部に施された彫刻や極彩色の文様等の華やかな意匠に桃山時代の遺風が認められます。重要文化財です。1648年(慶安元年)に建立されました。 本殿の前の現在の拝殿は、1984年(昭和59年)に作られたものです。 拝殿を右(東)に行くと、天照大神(あまてらすおおかみ)を祀る神明宮があります。こちらも重要文化財です。1739年(元文4年)に創建されました。基礎部分は自然石の磁石の上に乗っています。屋根は流れるような美しい曲線になっています。 拝殿から左(西)に進むと、春日社があります。重要文化財です。神明宮と同じ1739年(元文4年)に創建されました。小規模ですが奈良の春日大社と同じ様式です。 春日社の南には、旧拝殿(長所、ながどころ)があります。重要文化財です。本殿と同じ1648年(慶安元年)の建立です。上部の白い板にはは、昔は緑色の一面の草花が描かれていました。 拝殿の南にある正門(南門)も重要文化財です。 正門のさらに南には、国宝館があります。旧国宝(現在の重要文化財)の鎧の赤糸威鎧(あかいとおどしよろい)、白糸威褄取鎧(しらいとおどしつまとり)や兜の展示、櫛引八幡宮や南部氏に関する資料が展示されています。 白糸威褄取鎧は、南北朝時代(1336年~1392年)に作られたもので、南朝の天皇で97代天皇の後村上天皇から根城7代目当主の南部信光(なんぶ のぶみつ)が拝領したものです。卯の花威鎧とも呼ばれています。1411年に秋田での戦の必勝祈願を櫛引八幡宮で行い、凱旋の際に奉納されました。...