月曜に行った東京国立近代美術館の「ハニワと土偶の近代」に続き、東京国立博物館の特別展「はにわ」に行ってきました。 国宝の金象嵌銘大刀(きんぞうがんめいたち)。古墳時代の4世紀のものです。刀身部分は2世紀の中国の後漢時代。奈良県東大寺山古墳出土。 3点とも国宝の衝角付冑(しょうかくつきかぶと)、頸甲(あかべよろい)、横矧板鋲留短甲(よこはぎいたびょうどめたんこう)。古墳時代の5~6世紀のものです。熊本県江田船山古墳出土。 重要文化財の円筒埴輪(えんとうはにわ)。古墳時代の4世紀、奈良県のメスリ山古墳出土。 重要文化財の天冠をつけた男子(てんかんをつけただんし)。古墳時代6世紀、福島県神谷作101号墳出土。 重要文化財の船形埴輪。 重要文化財の「旗を立てた馬型埴輪」。埼玉県酒巻14号出土。6世紀。 重要文化財の武装石人。福岡県鶴見山古墳出土。古墳時代6世紀。 5体の「挂甲の武人(けいこうのぶじん)」の埴輪。同じ工房で造られた可能性もあるそうです。1つ目は、国宝。群馬県太田市飯塚町出土、古墳時代6世紀。埴輪としては最初の国宝。バンク・オブ・アメリカの支援で修復されたそうです。 2体目は、重要文化財。群馬県太田市成塚町出土、古墳時代6世紀。考古学者の相川之賀(あいかわしが)が収集しました。 3体目は、国宝でも重要文化財でもありません。群馬県伊勢崎市出土、古墳時代6世紀。 4体目は、重要文化財。群馬県太田市世良田町出土、古墳時代6世紀。5体の中で一番新しい。 最後は、国宝でも重要文化財でもありません。群馬県太田市出土、古墳時代6世紀。普段はアメリカのシアトル美術館に収蔵されています。今回63年ぶりの帰国だそうです。我々にとっては63年はほぼ一生ですが、埴輪にとってはついこの間のことでしょうね。 1体目の挂甲の武人の埴輪には、白色、赤色、灰色の3色の彩色が残っています。色を再現した複製も展示されていました。 重要文化財の「ひざまずく男子」。群馬県の塚廻り4号墳と茨城県桜川市の出土、古墳時代6世紀。土下座、おじぎは昔からの文化なんですね。 重要文化財の「家形埴輪」。奈良県桜井市出土、古墳時代5世紀。家形の埴輪があるということは400年代にはこういった家が建てられていたのでしょうか。 重要文化財の「家形埴輪」。大阪府美園古墳(みそのこふん)出土。古墳時代4世紀。こちらは2...