平和公園のあと、浦上天主堂(うらかみてんしゅどう)を訪れました。丘の上にたたずむこの教会は、日本のカトリック史と、戦争の歴史を静かに語り継ぐ場所です。 中に入ると、まず目に入ったのは、原爆によって破壊された遺物や、当時の様子を伝える説明資料の展示です。瓦礫となった鐘や崩れた聖像、焼け焦げた十字架の写真などは、戦争の爪痕をいまも色濃く残しており、訪れる人に平和の大切さを訴えかけているようでした。 教会内部はちょうど礼拝の最中で、写真撮影は禁止されていました。しかし、静寂のなか、陽の光を受けて輝くステンドグラスがとても印象的でした。鮮やかな色彩のガラス越しに差し込む光は、まるで希望や癒しを象徴しているようで、思わずしばらく立ち尽くしてしまいました。 浦上天主堂は、1945年8月9日の原爆投下で一度壊滅的な被害を受け、当時の信者や地域の人々も多く犠牲になりました。その後、多くの人々の努力と祈りによって再建され、現在では長崎の平和を願う象徴的な場所となっています。教会の外にも、当時のまま残された遺物が展示されており、崩れた壁や、溶けた鐘の破片などに触れることで、戦争の悲惨さと平和への誓いを改めて感じることができました。 歴史を刻みながら、いまも多くの人々が祈りを捧げる浦上天主堂。そこは、信仰だけでなく、長崎の記憶と希望が受け継がれる特別な場所だと、強く感じました。 旅程 羽田空港 ↓(飛行機) 長崎空港 ↓(バス) 中央橋バス停 ↓(徒歩) 眼鏡橋 ↓(徒歩) 出島 ↓(徒歩) 旧長崎英国領事館 ↓(徒歩) 大浦天主堂 ↓(徒歩) グラバー園 ↓(徒歩) (略) ↓(徒歩) 長崎原爆資料館 ↓(徒歩) 平和公園 ↓(徒歩) 浦上天主堂 ↓(徒歩) 平和公園バス停 ↓(バス) 長崎空港 関連イベント 周辺のスポット 平和公園 長崎原爆資料館 国立長崎原爆死没者 追悼平和祈念館 地域の名物 卓袱料理(しっぽくりょうり) 関連スポット リンク 浦上教会 | 教会めぐり | 【公式】長崎観光/旅行ポータルサイト ながさき旅ネット 浦上教会(浦上天主堂) | スポット | 長崎市公式観光サイト「travel nagasaki」 長崎原爆と浦上天主堂 — Google Arts & Culture 浦上天主堂|写真|ライブラリ|九州観光機構 KYUSHU ONLINE MEDI...