スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

ラベル(香取市)が付いた投稿を表示しています

正上醤油店

伊能忠敬記念館を見た後、さわら舟めぐりを予約しようとしたのですが、残念ながら並んでいる途中で満員となりました。伊能忠敬旧宅に行く途中(10:30ごろ)は全然並んでいなかったので、先に予約しておくべきでした。 そろそろお昼時間でお腹がすいてきたので、正上醤油店(しょうじょうしょうゆてん)でお弁当を買って食べることにしました。 正上醤油店は、千葉県香取市佐原にある歴史ある醤油製造店です。この地域は、江戸時代から続く伝統的な商家や古い町並みが残る佐原の町として知られています。正上醤油店もその一部であり、古くから伝わる醤油づくりの技術を受け継いできました。 正上醤油店は、江戸時代の1800年(寛政12年)に、加瀬庄治郎が、油全般の製造販売業として、油正という屋号で創業しました。 1837年(天保8年)、三代目庄治郎が醤油醸造業を開始し、正上醤油と名付け、以来正上の名称を受け継いでいます。 1858年(昭和33年)、水郷一帯に産する川魚を自社製品の特選醤油で調味加工し、佃煮製造販売を開始しました。 現在は、2つ隣のいかだ焼本舗 正上で、お弁当や飲み物を買うと、正上醤油店内で食事などをしながら休憩することができます。 やき蛤あさり弁当を買い、正上醤油店に来ました。 中は、古い家具などが残っており、佐原の町並みと同様に江戸時代のものが保存されています。 もし佐原に行く機会があれば、歴史的な町並みの散策とともに、正上醤油店のお弁当を試してみるのも良い体験になるでしょう。 旅程 東京 ↓(鉄道) 香取駅 ↓(徒歩 30分) 香取神宮 ↓(徒歩 30分) 水郷佐原 山車会館 ↓(徒歩) 伊能忠敬旧宅 ↓(徒歩) 伊能忠敬記念館 ↓(徒歩) 正上醤油店 ↓(徒歩) 佐原駅 ↓(高速バス) 東京 関連イベント 周辺のスポット 水郷佐原山車会館/八坂神社 佐原町並み交流館/佐原三菱館 伊能忠敬旧宅 伊能忠敬記念館 香取神宮 諏訪神社(佐原新宿) 地域の名物 関連スポット リンク いかだ焼本舗正上 | 千葉県香取市の佃煮屋/創業寛政12年/味を造って200年 正上醤油店/千葉県

伊能忠敬記念館

伊能忠敬旧宅から樋橋(ジャージャー橋)を渡って伊能忠敬記念館に向かいます。 伊能忠敬記念館は、日本の地理学者であり測量家である伊能忠敬を記念して設立された博物館です。忠敬の生涯や業績に関する資料や展示物が豊富に揃っています。2345点の伊能忠敬関連資料(地図・絵図787点、文書・記録569点、書状398点、典籍528点、器具63点)が国宝に指定されています。 伊能忠敬(1745年 - 1818年)は、江戸時代の測量家として有名で、全国を歩き回って詳細な日本地図を作成しました。彼の地図作成技術は、当時としては非常に精密で、日本初の実測による全国地図として高い評価を受けています。 伊能忠敬記念館内は基本的に撮影禁止でしたが、一部特別展示は撮影が可能でした。 伊能忠敬記念館には、彼の測量機器や手書きの地図、当時の測量方法に関する資料が展示されています。忠敬の全国測量の旅の詳細や、その成果である「伊能図」に関する解説もあります。 忠敬は50歳を過ぎてから測量を学び始めた人物で、その生涯や学問への情熱についても深く掘り下げられています。測量を学び始める前の彼の商人としての生活や家族に関する情報も展示されています。 伊能忠敬は、48歳で伊勢神宮へ旅をしたときに、途中で緯度、方位観測を行っており、このころから天文や暦学への興味をいただいていました。 伊能忠敬は、江戸で幕府の天文方である高橋至時(たかはし よしとき)の弟子になり勉強を本格的に始めます。 伊能忠敬は、55歳から次のような10回の測量を行っています。 1800年(55歳): 第1次測量(東北・北海道南部) 1801年(56歳): 第2次測量(関東・東北東部) 1802年(57歳): 第3次測量(東北西部) 1803年(58歳): 第4次測量(東海・北陸) 1805~1806年(60~61歳): 第5次測量(畿内・中国) 1808~1809年(63~64歳): 第6次測量(四国) 1809~1811年(64~66歳): 第7次測量(九州1次) 1811~1814年(66~69歳): 第8次測量(九州2次) 1815~1816年(70~71歳): 第9次測量(伊豆諸島、忠敬は不参加) 1816(71歳): 第10次測量(江戸) 1818年、忠敬は73歳で亡くなり、源空寺に埋葬されました。 その後、没後3年の1821年に大日...

伊能忠敬旧宅

佐原町並み交流館から伊能忠敬旧宅に向かいました。 伊能忠敬旧宅は、江戸時代の日本地図作成者として有名な伊能忠敬(いのう ただたか)が、1762年(宝暦12年)に17歳で伊能家に婿養子に入り、1795年(寛政7年)、50歳で江戸に出るまで住んでいました。 正門、店舗、書院(母屋)、土蔵が国指定史跡に指定されています。正門は忠敬が婿養子に入る以前の建物で、書院は忠敬が設計したと伝えられています。店舗は桁行(けたゆき)七間、梁間三間の切妻、土蔵造りです。 土蔵は、桁行四間、梁間三間切妻造りで、入口の扉は観音開きが普及する以前の引き戸のもので、貴重な土蔵です。 伊能忠敬は、全国の測量を行い、正確な日本地図を完成させたことで広く知られています。彼の旧宅は千葉県香取市(旧佐原市)にあり、彼の功績を記念して保存されています。 旧宅は江戸時代の建築様式を残し、当時の生活や文化を感じることができる場所です。忠敬がどのような環境で育ち、測量技術や天文学に対する興味を深めていったのかを知ることができます。また、隣接する伊能忠敬記念館では、彼の生涯や業績に関する展示が行われており、彼が日本の地図を作成する際に使用した器具や資料も展示されています。 伊能忠敬は50歳を過ぎてから本格的に測量を始め、その精密な測量技術は現代にも影響を与えています。 庭には、伊能忠敬が1791年(寛政3年)に、長男の景敬(かげたか)に与えたという家訓の碑があります。 第一 仮(かり)にも偽(いつわり)をせす孝弟忠信(こうていちゅうしん)にして正直たるへし 現代訳: かりそめにも人をあざむくことをせず、親に孝行兄弟仲良く、人には真心を尽くし、正直にしなさい 第二 身の上の人ハ勿論(もちろん)身下の人にても教訓異見(きょうくんいけん)あらは急度(きっと)相用(あいもちい)、堅(かた)く守るへし 現代訳: 目上の人はもちろんのこと、目下の人のいう事でも、なるほどと思ったら取り入れるようにしなさい 第三 篤敬謙譲(とくけいけんじょう)とて言語進退(ごんごしんたい)を寛容ニ諸事(しょじ)謙(へりくだり)り敬(つつし)ミ、少(いささか)も人と争論(そうろん)など成べからず 現代訳: あつく敬い、ヘリ下るというように、物の言い方や動作をこせこせせず、総べての事につけてへり下り慎み、決して人と争いなどしてはいけません 彼の旧宅と...

佐原町並み交流館/佐原三菱館

水郷佐原山車会館から佐原町並み交流館に徒歩で向かいました。この後、伊能忠敬(いのう ただたか)関連のスポットを廻りつつ、 小江戸さわら舟めぐりで船から 佐原(さわら)の街並みを見ようかと思っていたのですが、他のスポットを見てから、舟の予約に行こうとしたところ、途中でその日の予約が埋まってしまいました。舟めぐりをしたい場合は、他のスポットを廻る前に予約しておくと良いです。 佐原は、江戸時代から利根川水運の中継地として発展し、商人の町として栄えました。江戸、明治、大正、昭和期の町屋、土蔵、レンガ造りなどの情緒漂う建物が数多く残っています。関東で初めて重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。 佐原町並み交流館は、千葉県香取市佐原の歴史的な町並みを訪れる観光客向けの情報提供施設です。佐原の町並みや歴史を深く理解するための資料や展示があり、観光の拠点としても利用されています。 佐原町並み交流館では、佐原の歴史的な町並みや文化を紹介するパネルや模型、映像資料が展示されています。特に、江戸時代から続く商業や町並みの変遷について詳しく学ぶことができます。 佐原の周辺観光スポットやイベント、飲食店などの情報を提供しており、観光客にとって便利な情報発信拠点となっています。また、マップやパンフレットも用意されているので、観光ルートを計画する際に役立ちます。 佐原町並み交流館に隣接する佐原三菱館も、歴史的な建物を再利用しており、町並みの保存と現代の生活との調和を体現しています。伝統的な建築様式を体感しながら、現代的な施設として利用することができます。 佐原三菱館(さわらみつびしかん)は、千葉県香取市佐原にある歴史的建造物で、1914年(大正3年)に建てられた洋風建築です。かつては、三菱財閥の銀行支店として使用されていたことから「佐原三菱館」と呼ばれています。この建物は、歴史的な価値が高く、現在では香取市の重要文化財に指定されています。  佐原三菱館は、大正時代に建設された洋風建築の代表例で、赤レンガの外壁や石造りの装飾が特徴的です。当時の銀行建築らしい荘厳な雰囲気を持っており、近代建築史においても貴重な存在です。 建物は、元々三菱銀行の支店として利用されていました。三菱財閥が商業の中心であった佐原に拠点を置いたことを示しており、当時の地域経済における重要性が窺えます。 佐原三菱...

水郷佐原山車会館/八坂神社

香取神宮(かとりじんぐう)から徒歩で、佐原(さわら)の重要伝統的建造物群保存地区にある水郷佐原山車会館に向かいました。 水郷佐原山車会館は、千葉県香取市の佐原地区にある博物館で、伝統的な山車(だし)文化を紹介しています。特に、佐原の大祭で使われる豪華な山車が展示されており、祭りの歴史や地域の文化を学ぶことができます。また、山車の立体的な彫刻や装飾も見どころです。 この会館では、佐原の大祭(さわらのたいさい)の夏祭りや秋祭りに関する展示や資料を通じて、江戸時代から続く山車文化の魅力を詳しく知ることができるほか、祭りの映像も鑑賞できます。 佐原の大祭(さわらのたいさい)は、佐原地区で行われる伝統的な祭りで、「佐原の山車行事」としてユネスコの無形文化遺産にも登録されています。大祭は夏と秋の年2回開催され、それぞれ「夏祭り」と「秋祭り」と呼ばれます。江戸時代から続くこの祭りは、関東屈指の山車祭りとして知られており、豪華な山車や祭り囃子、勇壮な雰囲気が特徴です。 夏祭りは、八坂神社祇園祭とも言い、7月中旬に行われます。八坂神社の神輿(みこし)が町内を巡行し、合わせて10台以上の山車が引き回されます。佐原の町を背景に、豪華に飾り立てられた山車が巡る姿は壮観です。各山車には江戸時代の名工たちが手掛けた見事な彫刻が施され、その上に勇ましい武者や歴史的な人物の人形が載せられています。高さもかなりあり、道を進む姿は圧巻です。 八坂神社は、水郷佐原山車会館のすぐ隣にあります。 秋祭りは、諏訪神社例大祭とも言い、10月中旬に行われます。夏祭りと同様に、諏訪神社の神輿を中心に山車が町中を練り歩きますが、秋祭りは「本宿地区」と呼ばれる別のエリアで行われます。山車の数は秋祭りも10台以上で、壮麗な行列が続きます。秋祭りは紅葉が始まる時期に行われるため、秋の景色と山車の調和が美しいと評されています。 山車は各町内で所有され、町の誇りとして管理されています。佐原の山車は、4輪2層の曳山(ひきやま)で、豪華な彫刻や装飾が施されています。いわゆる「江戸型山車」とは異なり、独自に発展を遂げ歴史的な技術と文化の結晶といえます。材料は主にケヤキ材を用い、その他にヒノキ材やカシ材などで造られています。 ※曳山(ひきやま):  飾り物を据えた山車(だし) 山車の最上部「大天井」と呼ばれる部分には...

香取神宮

台風の影響で関東の気温が30度を下回ったので、千葉の佐原(さわら)に来ました。まずは、香取駅から香取神宮(かとりじんぐう)に向かいます。 香取神宮は、千葉県香取市に位置する重要な神社で、全国に約400社ある香取神社の総本社です。創建は紀元前643年(神武天皇18年)とされ、非常に古い歴史を持っています。香取神宮は、武道や戦勝祈願の神として知られる経津主大神(ふつぬしのおおかみ)を祀っています。 香取神宮の本殿は、現存する建物は1700年(元禄13年)に建てられたもので、重要文化財に指定されています。黒漆塗の壁や柱が特徴で、静かな森の中に佇む神秘的な雰囲気が漂っています。 拝殿は、昭和の大修築による造営で、軸部には黒漆塗、組物・蟇股には極彩色が施され、本殿に釣り合った体裁に改められました。 楼門(ろうもん)も、本殿と同じ1700年(元禄13年)に建てられたもので、こちらも重要文化財に指定されています。(現在、修営工事中です) 祈祷殿(旧拝殿)も、1700年(元禄13年)に建てられたもので、千葉県指定文化財です。 香取神宮では、年間を通じて様々な祭りや行事が行われています。特に有名なのは「御田植祭」(おたうえさい)で、これは農業の神事として稲作の豊穣を祈願するものです。また、武道の大会や神事も頻繁に行われ、武道の神としての信仰が今も続いています。 香取神宮は、関東地方における観光地としても人気があり、自然豊かな環境で神聖な雰囲気を味わえる場所です。 旅程 東京 ↓(鉄道) 香取駅 ↓(徒歩 30分) 香取神宮 ↓(徒歩 30分) 水郷佐原 山車会館 ↓(徒歩) 伊能忠敬旧宅 ↓(徒歩) 伊能忠敬記念館 ↓(徒歩) 正上醤油店 ↓(徒歩) 佐原駅 ↓(高速バス) 東京 関連イベント 御田植祭(おたうえさい): 4月第1土曜・日曜。日本三大御田植祭 例祭・神幸祭: 4月14日・15日 周辺のスポット 佐原町並み交流館/佐原三菱館 水郷佐原 山車会館 伊能忠敬旧宅 伊能忠敬記念館 諏訪神社(佐原新宿) 関連スポット 鹿島神宮 : 東国三社 息栖神社: 東国三社 リンク 香取神宮 | 千葉県香取市 全国約400社の香取神社の総本社 香取神宮ってどんなところ?見どころや御朱印やアクセス情報等もご紹介します。|特集|千葉県公式観光サイト ちば観...