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那智の滝

和歌山観光の2日目。 熊野御坊南海バスのバスツアー で那智の滝に来ました。 和歌山の南側は見どころは多いのですが、1つ1つの距離があり気軽に来れる場所ではないため、バスツアーを利用しました。 バスは大型のもので、人数もちょうど良く一人2席ぐらいとれたので、非常に快適でした。那智の黒飴もお土産にいただきました。 那智の滝(なちのたき、那智滝、那智大滝、那智御瀧、一の瀧)は、華厳滝、袋田の滝と共に日本三名瀑の一つです。日本三なんとかは、だいたい三番目を主張するものがたくさんあって3つに収まらないのですが、日本三名瀑では袋田の滝と競う名瀑が多いようです。一般的にはこの3つで安定しています。 滝の落口の岩盤に切れ目があり三筋に分かれて流れ落ちるため三筋の滝ともいわれています。 那智の滝は、国指定名勝であり、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の登録資産の一つでもあります。周囲の那智原始林も世界遺産の一部です。 手前の広場には鳥居もあり、滝自体がご神体で、古来より熊野信仰の中心地のひとつでした。1,300年以上前から滝行が行われてきました。 落差は133mあり、一段の落差としては日本2位です(総落差は12位)。 旅程 ホテル ↓(徒歩) 紀伊勝浦駅 ↓(バス) 川湯温泉 ↓(バス) 渡瀬温泉 ↓(バス) 湯の峰温泉 ↓(バス) 熊野本宮大社 ↓(バス) 瀞峡めぐりの里熊野川(志古) ↓(バス) 熊野速玉大社 ↓(バス) 熊野古道 大門坂 ↓(バス) 那智の滝 ↓(バス) 熊野那智大社/那智山 青岸渡寺 ↓(バス) 紀伊勝浦駅 周辺のスポット 青岸渡寺 熊野那智大社 地域の名物 那智の黒飴 まぐろ 串本節 めはり寿司 関連スポット 華厳滝 袋田の滝 吉野山 吉野水分神社 金峯神社 金峯山寺 吉水神社 大峰山寺 熊野本宮大社 熊野速玉大社 熊野那智大社 青岸渡寺 那智原始林 補陀洛山寺 丹生都比売神社 金剛峯寺 慈尊院 リンク 定期観光バス | 熊野御坊南海バス 社殿案内(那智御瀧)|熊野那智大社 わかやま観光 那智の滝 | 和歌山県公式観光サイト わかやま観光|モデルルート 大門坂~熊野那智大社・那智の滝 | 和歌山県公式観光サイト 世界遺産・熊野古道 | 那智勝浦観光サイト 熊野那智大社 飛瀧神社 那智御瀧

丸尾滝:神話の山で出会う温泉の瀑布、風がさらう湯けむり

霧島の最終日は、朝からタクシーを貸し切って上野原縄文の森や霧島神宮を巡り、夕方、丸尾滝にたどり着きました。 陽はまだ傾ききらず、谷あいに柔らかな光が差し込む時間帯です。周辺は温泉地らしく、車を走らせているあいだも道路脇の岩肌や茂みのあいだから湯気が立ちのぼり、鼻先にははっきりと硫黄の香りが届きました。温泉地に来たという実感が、まず匂いでやって来ます。 丸尾滝は、霧島温泉郷を流れる温泉水が集まって落ちる、全国でも珍しい「温泉水の滝」として知られています。落差はおよそ二十数メートル、幅も十数メートルあり、正面に立つと、白い飛沫とともに独特の乳青色がかった水の色が目を引きます。この色合いは、硫黄や湯の花に由来するといわれ、火山と共に生きてきた霧島ならではの景観です。冬の風がやや強く、写真で見かけるような濃い湯けむりは長く留まらず、たちまち流されていきました。手を伸ばして温度を確かめることはできませんでしたが、落下の途中で空気に触れて冷やされ、また周囲の川水と混ざるため、滝壺では温度が下がっているのだろうと想像します。温泉が地表に湧き、谷を下り、やがて滝となって落ちるまでのあいだに、風や水や地形が少しずつ温度と色合いを変えていく。自然の「混ざり合い」のダイナミズムを、目の前で見ているようでした。 霧島の名は、古事記・日本書紀に語られる天孫降臨の地として知られ、霧島神宮はその神話世界を現在に伝える場所です。一方で、上野原縄文の森に立つと、はるかな縄文の生活が重なり、同じ山稜の別の時間層が見えてきます。丸尾滝のほとりに立ちながら、神話から先史、そして火山活動がもたらす温泉文化へと続く時間のレイヤーを、一日の観光の流れの中で手触りとして感じられました。 滝の轟音は力強いのに、立ち去りがたい静けさがありました。岩肌を濡らしながら広がる飛沫のきらめき、冷たい冬の風、そしてかすかな硫黄の残り香。霧島の温泉地では夜にライトアップされることもあるそうですが、日暮れ前の生の光が刻々と表情を変える滝もまた、見飽きません。しばし眺めたあと、タクシーに乗り込み、塩浸温泉龍馬公園へ向かいました。ここは坂本龍馬とお龍が1866年に逗留したことで知られる湯治場の跡で、「日本初の新婚旅行」の行路としてしばしば語られる場所です。火山の恵みが人を癒やし、歴史の登場人物の足跡を今に伝える点でも、霧島の温泉は物語...