世界遺産の「百舌鳥・古市古墳群」を見るために、大阪府の堺市と藤井寺市に来ました。まず、藤井寺市の古市古墳側をまわったあと、堺市に移動して百舌鳥側の探索を始め、大仙陵古墳(だいせんりょうこふん)/仁徳天皇陵(にんとくてんのうりょう)に向かいました。
仁徳天皇陵は、大阪府堺市堺区に所在する古墳時代の巨大前方後円墳で、正式名称を「大仙陵古墳」といいます。日本最大の古墳として知られ、全長は約525メートル、高さは約40メートルにも達し、世界的にも有数の規模を誇ります。
この古墳は、5世紀前半に築かれたと考えられており、第16代・仁徳天皇の陵墓に比定されています。仁徳天皇は『日本書紀』などに登場し、聖帝として名高く、「民のかまど」の逸話で知られています。これは、民の生活が苦しいときに税を免除し、その様子を見て「かまどに煙が立つようになって、民は豊かになった」と喜んだという逸話で、日本の理想的な君主像の象徴ともなっています。
古墳の構造は、前方部と後円部からなる鍵穴型で、三重の堀(濠)と土塁によって囲まれており、周囲には陪塚(ばいづか、陪冢(ばいちょう))と呼ばれる従属的な小古墳も多く存在します。この一帯は「百舌鳥・古市古墳群(もず・ふるいちこふんぐん)」として、2019年(令和元年)にユネスコの世界文化遺産に登録されました。
堺市博物館 |
なお、宮内庁はここを「仁徳天皇百舌鳥耳原中陵(もずのみみはらのなかのみささぎ)」として管理しており、内部に立ち入ることはできませんが、外周には遊歩道が整備されており、堺市博物館では古墳に関する資料や模型、発掘調査の成果などを見学できます。
また、仁徳天皇陵は、空から見るとその巨大さと整った形状がよくわかり、しばしばGoogle Earthなどで「世界三大墳墓」(他は中国の秦始皇帝陵とエジプトのギザのピラミッド)とも比較される存在です。
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(略)
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