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6月, 2023の投稿を表示しています

青岸寺:米原の隠れた名庭、旅の途中で出会った禅の静謐

彦根観光の帰りに新幹線に乗るために米原駅に来ました。新幹線まで少し時間が余っていたため、観光案内所で観光マップをもらい、近くの青岸寺(せいがんじ)に行ってきました。 もともと予定なかったのもあり、それほど大きな期待をしていなかったですが、非常に立派な日本庭園で、国の名勝に指定されています。 青岸寺は、もともとは室町時代の初期(1350年ごろ)に建てられ米泉寺という名前でした。その後、戦国時代(1504年)に焼失し、1650年に再建されました。150年後に再建されたことに驚きです。 この再建のときに尽力した伊藤五郎助の諡(おくりな)から青岸寺という名前になりました。 庭が国の名勝に指定されたのが昭和9年(1934年)で、きれいな庭が長期に渡って維持されてきました。 喫茶室もあり、きれいな庭を見ながら、お茶やお菓子を食べることができます。 旅程 (略) ↓(徒歩) 清凉寺 ↓(徒歩) 龍潭寺 ↓(徒歩) 千代神社 ↓(徒歩) 彦根駅 ↓(電車) 米原駅 ↓(徒歩7分) 青岸寺 ↓(徒歩7分) 米原駅 周辺のスポット 地域の名物 信楽焼 鮒ずし 関連スポット 永平寺: 本山 総持寺(横浜市鶴見区): 本山 リンク 青岸寺公式サイト – 名勝青岸寺庭園 湖北霊場会第二十七番札所 青岸寺 【国指定名勝・青岸寺庭園】【木造聖観音菩薩坐像】  | 長浜・米原・奥びわ湖を楽しむ観光情報サイト 青岸寺(せいがんじ)/米原市 新幹線「米原」から徒歩7分!和スイーツも楽しめる、癒やしの寺院『青岸寺』 - しがトコ

千代神社:城下町に佇む、時を刻む社殿

彦根城などを訪れたあとの初夏の昼下がり、千代神社を訪れました。彦根の町は、歴史的な街並みや名所が点在し、散策するだけでも心が落ち着きます。そんな中、千代神社は静かな住宅地にあり、地域の方々に親しまれている神社という印象を受けました。 千代神社の歴史は古く、社伝によれば、創建はなんと孝元天皇の時代にさかのぼると伝えられています。長い時の流れの中で、この地の人々の暮らしや祈りを見守ってきたのでしょう。 境内を進むと、落ち着いた雰囲気の拝殿が迎えてくれます。そっと手を合わせて参拝をし、静かな空気に包まれながら、しばし心を落ち着けました。千代神社の本殿は、江戸時代の1638年(寛永15年)に再建されたもので、現在は国の重要文化財にも指定されています。 彦根城をはじめとする大きな観光地も良いですが、千代神社のように地元の歴史や信仰が息づく場所にも、旅の魅力が詰まっています。静かな境内で過ごすひとときが、心に残る時間となりました。 旅程 (略) ↓(徒歩) 清凉寺 ↓(徒歩) 龍潭寺 ↓(徒歩) 千代神社 ↓(徒歩) 彦根駅 ↓(電車) 米原駅 ↓(徒歩7分) 青岸寺 ↓(徒歩7分) 米原駅 関連イベント 周辺のスポット 彦根城 地域の名物 関連スポット リンク 彦根観光ガイド : 公益社団法人 彦根観光協会 神社紹介 > 滋賀県の神社 > 滋賀県神社庁 千代神社/彦根市 千代神社 | 滋賀県観光情報[公式観光サイト]滋賀・びわ湖のすべてがわかる!

龍潭寺(彦根):彦根の静寂に触れて、苔の道と蓬莱の庭

梅雨の合間の晴天に恵まれ、滋賀県彦根の龍潭寺を訪れました。この日は彦根城や清凉寺も巡ったあとで、歴史と自然が織りなす一日となりました。 龍潭寺は井伊家に縁のある寺院として知られており、古くは遠州・浜松の龍潭寺と同じく、井伊氏の菩提寺としての歴史を持ちます。彦根藩初代藩主・井伊直政の死後、二代直孝の時代に整備が進められました。彦根城からそう遠くない場所に位置しながら、喧騒から離れた山裾にひっそりと佇む姿が印象的です。 山門へと続く参道の脇には、手入れの行き届いた苔が広がっており、陽射しが強い日にもかかわらず、そこだけはひんやりとした空気に包まれていました。静けさの中で、緑が放つ涼やかな気配が心を和ませてくれます。 中に進むと、襖絵や鎧が展示された空間に出会います。中でも、龍潭寺方丈襖絵(りょうたんじほうじょうふすまえ)は、落ち着いた筆致で描かれた風景が印象的で、時間を忘れて見入ってしまいました。武家の歴史を背負うこの寺ならではの展示が、時代の流れを肌で感じさせてくれます。 そして何よりも心に残ったのは、蓬莱池泉庭(ほうらいちせんてい)の佇まいでした。池泉式の庭園は、蓬莱神仙思想の影響を受けたもので、中央の島が蓬莱山を象徴しているとされます。静かな水面とその周囲を囲む石と植栽が調和し、まるで現実と夢の境を歩いているかのような気分に誘われました。水音も風の音も、どこか遠くで響いているようで、心の奥深くに届くような静寂がありました。 さらに奥へと進むと、大洞観音堂があります。こちらはもともと佐和山城の遺構のひとつとも伝えられ、彦根の歴史の積み重ねを感じさせる場でもあります。堂内には観音像が祀られており、その穏やかな表情が訪れる人の心を静かに見守っているようでした。 帰り道、ふと見上げた山の中腹に「佐和山城跡」の看板が見えました。 かつて石田三成が拠点とした名城が、いまはただ木々の向こうに眠っていると思うと、歴史の重みと同時に、自然と共に時を過ごす建造物の儚さを思いました。 歴史を知り、自然に触れ、心を整える。そんな時間を、龍潭寺は静かに与えてくれました。 旅程 (略) ↓(徒歩) 清凉寺 ↓(徒歩) 龍潭寺 ↓(徒歩) 千代神社 ↓(徒歩) 彦根駅 ↓(電車) 米原駅 ↓(徒歩7分) 青岸寺 ↓(徒歩7分) 米原駅 関連イベント 周辺のスポット 清凉寺 彦根城 地域の名物 ...

金屋町/千本格子の家並み

山町筋のあと、金屋町(かなやまち)に来ました。 金屋町は、歴史的に重要な鋳物(いもの)産業の町として知られています。 町内には石畳の通りが広がり、伝統的な町家が軒を連ねています。多くの建物は江戸時代からのもので、木造建築や格子窓が特徴的です。これらの町並みは「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されています。 千本格子は高岡では「さまのこ」と呼ばれています。 1609年(慶長14年)、加賀藩の藩主・前田利長が高岡城を築城し、高岡の町を開きました。 1611年(慶長16年)、町の繫栄を図るため、領内の砺波郡(となみぐん、となみのこおり)西部金屋から金森弥右衛門ほか7人の鋳物師(いもじ)を金屋町に呼び寄せ、幅50間、長さ100間、約5,000坪の土地を与えて鋳物場を開設させました。 諸税や労役を免除するなど多くの特権を与えて手厚く保護したことから、この地に鋳物産業が根付き、今日の高岡鋳物発祥の地となりました。この特権は、明治維新まで続き、高岡銅器産業の中心として栄えました。現在でも、伝統を守りつつ、現代のデザインを取り入れた鋳物作品が多く作られています。 金屋町には高岡市鋳物資料館があり、高岡鋳物の歴史や鋳物の製造工程を学ぶことができます。また、鋳物製品の展示や販売を行う工房やギャラリーが点在しており、見学や体験が可能です。 金屋町は、日本の伝統産業の一つである鋳物作りの文化と、その美しい町並みが楽しめる場所で、歴史を感じながら散策できる魅力的な観光地です。 旅程 山町筋 ↓(徒歩) 金屋町/千本格子の家並み ↓(徒歩) 高岡駅 関連イベント 御印祭(毎年6月19日、20日) 周辺のスポット 高岡市鋳物資料館 高岡御車山会館 山町筋 高岡關野神社 高岡大仏 高岡城跡 ドラえもんの散歩道 瑞龍寺 前田利長公墓所 地域の名物 こきりこ節 関連スポット リンク 金屋町「千本格子の家並み」(重要伝統的建造物群保存地区) | スポット・体験 | 【公式】富山県の観光/旅行サイト「とやま観光ナビ」 金屋町(千本格子の家並み) | 高岡市観光ポータルサイト「たかおか道しるべ」 高岡の歴史と文化に触れる(高岡市金屋町~山町筋) | 特集 | 【公式】富山県の観光/旅行サイト「とやま観光ナビ」 たかおか山町筋金屋町まち歩きMAPを作成しました! | 高岡市観光ポータルサイト「たかおか道しる...

山町筋

瑞龍寺を目的に、富山県の高岡市に来ました。瑞龍寺の後、山町筋(やまちょうすじ)に来ました。 1609年(慶長14年)、前田利長(まえだ としなが)が高岡城を築き入城、高岡城下の旧北陸道沿いに高岡の町を開きました。 商人町である高岡の中で山町とは、高岡御車山祭の「御車山(みくるまやま)」を保有する10か町を指します。 御車山とは、豊臣秀吉の使用した御所車が前田利長より町民に与えられ、各町が手を加えたものです。 現在、山町筋は重要伝統的建造物群保存地区です。 御車山については高岡御車山会館に多くの資料が展示されています。 明治時代の建物をリノベーションした山町ヴァレーなど、江戸時代や明治時代の建物や蔵が多く残っています。 旅程 高岡大仏 ↓(徒歩) 山町筋 ↓(徒歩) 金屋町/千本格子の家並み ↓(徒歩) 高岡駅 関連イベント 周辺のスポット 高岡市鋳物資料館 高岡御車山会館 金屋町/千本格子の家並み 高岡關野神社 高岡大仏 高岡城跡 ドラえもんの散歩道 瑞龍寺 前田利長公墓所 地域の名物 こきりこ節 関連スポット リンク 山町筋「土蔵造りの町並み」(重要伝統的建造物群保存地区) | スポット・体験 | 【公式】富山県の観光/旅行サイト「とやま観光ナビ」 第24回高岡山町筋土蔵造りフェスタ   たかおかストリート 高岡の歴史と文化に触れる(高岡市金屋町~山町筋) | 特集 | 【公式】富山県の観光/旅行サイト「とやま観光ナビ」 山町筋のご紹介 山町ヴァレー 土蔵造りの町並み | Takaoka 高岡市山町筋伝統的建造物群保存地区 | 文化遺産検索 | とやまの文化遺産 山町筋伝統的建造物群保存地区/高岡市公式ホームページ