伊豆の修善寺や韮山反射炉を巡った後、三島駅の新幹線まで少し時間があったので、三嶋大社に立ち寄り、そして楽寿園へと足を運びました。冬の空気が澄んだ一月の園内は、葉を落とした木々が多く、どこか静謐な雰囲気が漂っていました。しかし、葉を落とした枝の美しさや、冬枯れの庭園の静けさは、まさに日本庭園ならではの趣だと感じます。緑が生い茂る季節とはまた違った表情が、訪れる人の心を落ち着かせてくれるようでした。 楽寿園は、明治時代に小松宮彰仁親王の別邸として造られた庭園です。湧水を生かした池や築山があり、季節ごとにさまざまな景色を楽しめることで知られています。今回は冬の姿でしたが、四季折々の移ろいが感じられる場所であることは、園内を歩きながらも伝わってきました。 園内には郷土資料館もあり、三島の歴史や文化についての展示が並んでいました。三島の成り立ちや、周辺の自然、暮らしの様子などが丁寧に紹介されていて、散策の合間にゆっくりと見学することができました。 また、蒸気機関車も展示されており、鉄道好きの方には見逃せないスポットです。間近でその姿を眺めると、近代化の時代を象徴するような力強さが感じられました。 さらに、楽寿園ではアルパカやカンガルーなどの動物たちも飼育されています。子ども連れの家族で賑わっている様子を見かけ、動物たちとのふれあいを楽しむ人々の笑顔が印象的でした。動物園としての一面も持つ楽寿園は、大人も子どもも幅広く楽しめる場所だと思います。 駅からも近く、歴史や自然、動物たちに出会える楽寿園は、旅の合間に立ち寄るのにもぴったりのスポットです。冬の静かな庭園を歩きながら、三島の豊かな自然と歴史にふれることができ、心あたたまるひとときを過ごすことができました。 旅程 東京 ↓(新幹線/伊豆箱根鉄) 修善寺駅 ↓(バス) 修善寺温泉バス停 ↓(徒歩) 日枝神社(修善寺) ↓(徒歩) 修禅寺 ↓(徒歩) 独鈷の湯 ↓(徒歩) (略) ↓(徒歩) 指月殿 ↓(徒歩) 虹の郷 ↓(バス) 修善寺駅 ↓(伊豆箱根鉄道) 伊豆長岡駅 ↓(徒歩) 韮山反射炉 ↓(徒歩) 伊豆長岡駅 ↓(電車) 三島駅 ↓(徒歩) 三嶋大社 ↓(徒歩) 源兵衛川 ↓(徒歩) 楽寿園 ↓(徒歩) 三島駅 周辺のスポット 三嶋大社 源兵衛川 リンク 三島市立公園 楽寿園(Rakujyuen) 三島市郷土資料館 楽...