本日は、伊豆半島の中ほど、静岡県の修善寺町は温泉地として有名ですが、その名の由来となった「修禅寺(しゅぜんじ)」を訪れました。よく晴れて、冬の澄んだ空気の中で山あいの景色が一層美しく感じられました。
修善寺という地名が一般的ですが、寺院の正式な名称は「修禅寺」と書きます。この違いもまた、歴史好きには興味深いポイントです。寺の山門をくぐると、すぐに本堂が見えます。境内は、静けさと落ち着きに満ちており、訪れる人々もそれぞれに手を合わせていました。
修禅寺の創建は平安時代初期、弘法大師空海によるものと伝わります。伊豆で最も古い寺院のひとつであり、伊豆の国府が置かれていた時代から、この地の精神的な支えとなってきました。また、鎌倉幕府と関わりの深い源頼家が幽閉された場所としても知られており、その歴史の重みを感じずにはいられません。
本堂でお参りを済ませた後は、境内をゆっくりと巡りました。寺の敷地には湧水や歴史を感じさせる石碑が点在し、温泉街の喧騒から離れて心静かに過ごすことができます。時間があったので、宝物殿も見学しました。中には寺に伝わる仏像や古文書、ゆかりの品々が展示されており、修禅寺の歩んできた長い歴史を実感しました。
温泉で知られる修善寺ですが、心の安らぎを求めて修禅寺を訪れるのもまた、旅の大きな魅力だと感じました。歴史ある寺院と温泉街、それぞれが織りなす静かな時間を、ぜひ多くの方に味わってほしいと思います。
旅程
東京
↓(新幹線/伊豆箱根鉄)
修善寺駅
↓(バス)
修善寺温泉バス停
↓(徒歩)
日枝神社(修善寺)
↓(徒歩)
↓(徒歩)
独鈷の湯
↓(徒歩)
(略)
↓(バス)
修善寺駅
↓(伊豆箱根鉄道)
伊豆長岡駅
↓(徒歩)
↓(徒歩)
伊豆長岡駅
↓(電車)
三島駅
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- 日枝神社(修善寺)
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