成田山公園内を探索していたところ、成田山書道美術館があったので入ってみました。
成田山書道美術館は、1992年(平成4年)に開館した書道専門の美術館で、成田山新勝寺の背後に広がる成田山公園内に位置しています。
館内には、江戸時代から現代に至る日本や中国の書作品を中心に、約6,000点以上の収蔵品があり、特に近現代の名品が充実しています。
美術館は、1階と2階に展示室を備え、吹き抜けの中央ホールでは高さ約13メートルの「紀泰山銘(きたいざんめい)」の原拓(石碑から直接写し取ったもの)を鑑賞できます。 巨大な拓本は壮観なもので、書道史や古代中国文化に興味を持つ人にとって非常に貴重な体験となります。
紀泰山銘は、後漢時代(25年~220年)に泰山を訪れた皇帝が行った封禅(神に対する儀式)について記録された碑文です。封禅は、古代中国における天命の確認と感謝の儀式であり、特に泰山はその中心的な舞台となっていました。中国の古代における重要な碑文であり、書道史や歴史的価値が高い作品として知られています。この碑文は、後漢時代の中国で制作されたもので、泰山(現在の山東省泰安市)に刻まれた歴史的記録です。
紀泰山銘の書風は、篆書(てんしょ)と隷書(れいしょ)の特徴を併せ持つ、非常に美しい書法で知られています。
紀泰山銘の原石そのものは風化や損傷が進んでいますが、拓本(石碑を紙に写し取ったもの)として保存され、世界各地の美術館や書道関連施設で鑑賞可能です。
展示されている書物や資料も貴重なものが多く、シャンデリアも筆を模したものになっており、書道に興味のある方には良い時間を過ごせる美術館です。
また、ミュージアムショップでは書道用具や関連書籍、和風グッズなどを取り揃えています。
成田山書道美術館は、成田山公園の豊かな自然と調和した環境で、書道の魅力を存分に堪能できる美術館です。
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