ニンテンドーミュージアムの抽選に当たったので、京都に来ました。ニンテンドーミュージアムは11:30~12:00の回なので、それまで京都国立博物館で時間をつぶすことにしました。
時間をつぶすといっても、普段から博物館巡りをしているので、ニンテンドーミュージアムと同じぐらい、今回の目的のひとつです。全国に4つある国立博物館のうち、東京国立博物館と九州国立博物館にはすでに行っていて両方とも展示数が多かったので、京都に来る前からかなりの規模を期待をしていました。
京都国立博物館(きょうとこくりつはくぶつかん)は、京都市東山区に位置する日本の国立博物館の一つで、特に日本の文化財、歴史、芸術を中心に展示・保存を行っています。1897年に設立され、主に古代から近代にかけての日本美術や文化財を収蔵・展示しており、日本国内外からも高い評価を受けています。
博物館内には主に、2つの建物があります。明治古都館は、1897年に開館した博物館の本館として建てられた建物で、国の重要文化財にも指定されています。この建物は、明治時代の西洋建築様式を取り入れたレンガ造りの建物で、フランスの影響を受けたクラシカルなデザインが特徴です。設計は建築家の片山東熊(かたやま とうくま)が担当し、当時の最新技術を用いて建設されました。現在は、免振改修の計画を進めるため、展示は行っていません。
平成知新館は、2014年にオープンした新しい展示棟です。以前は常設展の展示スペースとして利用されていましたが、当日は特別展「法然と極楽浄土」が展示されていました。設計は谷口吉生が手がけ、モダンなデザインが特徴です。
今回は、特別展として「法然と極楽浄土」が開催されていました。
法然(ほうねん)は、日本の仏教史において非常に重要な僧侶であり、浄土宗の開祖です。彼は、阿弥陀仏への「専修念仏」(念仏を唱えること)によって誰もが救われるという教えを説き、日本仏教に革命的な変化をもたらしました。
法然は、1133年(長承2年)、美作国(みまさかのくに、現在の岡山県)に生まれました。9歳のときに父親を亡くし、その後仏門に入ることを決意しました。天台宗の拠点である比叡山で修行し、当時の日本仏教の中心的な教えを学びました。比叡山での修行を通じて、法然はさまざまな経典を学びましたが、悟りを開くことができず、どうすれば人々が救われるかを深く悩んでいました。
1175年(承安5年)43歳の時、善導の『観無量寿経疏』(『観経疏』)によって回心を体験し、専修念仏を奉ずる立場に進んで新たな宗派「浄土宗」を開こうと考えました。この年を浄土宗の立教開宗の年とされています。
晩年の法然は、静かに念仏の修行を続け、1212年(建暦2年)に80歳で亡くなりました。廟所は、大谷禅房の隣(現・知恩院法然上人御廟)に建てられました。
法然の教えは、その弟子たちによって広がり、特に親鸞や一遍といった弟子たちが後に浄土真宗や時宗などの浄土系の宗派を発展させました。
旅程
京都駅
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小倉駅(京都)
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