アゼルバイジャンのバクーに観光に来ています。
中東は、怖い、危険といったイメージがありますが、いくつかの国は日本と同じぐらい安全です。ここバクーも夜中でも街が明るく、歩けるぐらい安全です。
今日も、少人数のガイド付き観光をホテルでお願いしたところ、僕しかいなかったらしく、一人だけでガイドとドライバーを独占でした。
昼食をガイドとドライバーにごちそうしたところ、かなり喜んでくれて、コースに無い場所をいくつか廻ってくれました。ビビヘイバット・モスクもそのうちの一つです。
ビビヘイバット・モスク(Bibi-Heybat Mosque、Bibiheybət məscidi)は、アゼルバイジャンの首都バクーに位置する歴史的なモスクで、特にシーア派のイスラム教徒にとって重要な宗教的施設です。ビビヘイバット・モスクは、12世紀に建設され、ペルシャの建築様式を取り入れた美しいデザインで知られていました。
モスクは、13世紀の著名な宗教指導者であり預言者ムハンマドの子孫であるウケイマ・ハナムに捧げられており、彼女の墓がモスクの敷地内にあります。モスクは12世紀に建設され、その後、16世紀や19世紀に修復と拡張が行われました。しかし、1936年にソビエト政権下で宗教施設が弾圧された際、ビビヘイバット・モスクも破壊されました。
その後、1990年代に独立を果たしたアゼルバイジャン政府の主導で、モスクは元の場所に再建されました。現在のモスクは1997年に完成し、オリジナルのデザインと様式を忠実に再現しています。
モスクの建築様式は伝統的なイスラム建築の要素を強く反映しており、美しいミナレット(尖塔)やドーム、繊細なタイル細工が特徴です。特に、内部は細かいモザイクや書道、コーランの章句が施されており、荘厳な雰囲気を持っています。また、敷地内にはウケイマ・ハナムの墓があり、多くの巡礼者が訪れます。
現在、ビビヘイバット・モスクは信仰の場であると同時に、アゼルバイジャンの歴史的・文化的な象徴としても重要な役割を果たしています。モスクは国内外から多くの観光客や巡礼者が訪れ、特にイスラム教徒にとっては聖地のひとつとなっています。
ビビヘイバット・モスクは、アゼルバイジャンのイスラム教遺産を象徴する重要な施設であり、長い歴史を持ちながらも現代的な再建を経て、今も多くの人々に愛され続けています。
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ビビヘイバット・モスク
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