スーク・ワキーフのあと、すぐ近くのAl Bandar Cornicheという公園に移動しました。
カタールには、Doha Cornicheというビル群の中の沿岸にある有名な遊歩道があるのですが、Al Bandar Cornicheはそれとは別の遊歩道、公園です。
対岸にDoha Cornicheがあるビル群が見え、かつ横に目を移すとライトアップしたイスラム美術館(Museum of Islamic Art)が見えるという写真を撮るにはとても良いスポットだと思います。
色の感じはなんとなく日本のネオンに似ていますが、やはりちょっと違う中東らしい美しさです。夜なので海に反射したビルの光もとてもきれいです。
公園の入り口には、真珠のモニュメントが、写真のスポットとして人気です。
ヨーロッパや中東への旅行には、だいたいカタール航空を利用しているので、当然、行きか帰りがドーハ・ハマド国際空港になります。そのためシートの前の画面には、ドーハの映像が流れるのですが、そこで大きく紹介されている建物がイスラム美術館です。特徴的な形なので強く記憶に残っていました。
カタールのイスラム美術館は、首都ドーハに位置する、世界有数のイスラム美術を集めた美術館です。2008年に開館し、湾岸諸国の中で最も重要な文化施設の一つとされています。カタールの象徴的な建築物の一つであり、アラブとイスラム文化を深く反映したデザインとコレクションが特徴です。
美術館のデザインは、有名な建築家I・M・ペイ(イオ・ミン・ペイ)によって手がけられました。彼はルーブル美術館のガラスのピラミッドをデザインしたことでも知られています。ペイはイスラム建築の要素を研究し、13世紀のイスラム建築から着想を得て、幾何学的な美しさを持つ外観を設計しました。
美術館は、人工島に建てられ、ペルシャ湾に面しているため、360度のパノラマビューを楽しむことができます。
美術館は、約1,400年にわたるイスラム美術と文化の遺産を展示しており、陶器、金属工芸、ガラス、木工、織物、写本などの幅広いジャンルの作品を含んでいます。展示品は、スペインからインドに至るイスラム圏の地域から集められ、エジプト、イラン、トルコ、シリアなど様々な文化圏の作品を楽しむことができます。コーランの写本や、豪華なイスラム書道作品も見どころの一つです。装飾芸術としてのイスラム建築の要素を示すモザイクや彫刻もあります。
美術館は、単に展示を行うだけでなく、イスラム美術と文化の研究を進める学術機関としての役割も果たしています。特別展やワークショップ、講演会なども頻繁に開催されており、世界中の学者や研究者を招いています。
イスラム美術館は、夜になるとライトアップされ、ドーハの美しい夜景と調和して非常に美しい光景を作り出します。美術館の周辺には公園やウォーターフロントが整備されており、地元の人々や観光客がリラックスできるエリアとなっています。
カタールの伝統と現代が交差するこの美術館は、イスラム文化の豊かな歴史を知ると同時に、ドーハの近代的な都市景観を楽しむことができる場所です。
旅程
リスボン・ウンベルト・デルガード国際空港
↓(飛行機)
ドーハ・ハマド国際空港
↓(バス)
スーク・ワキーフ
↓(バス)
↓(バス)
カタラ文化村
↓(バス)
The Pearl-Qatar
↓(バス)
ドーハ・ハマド国際空港
↓(飛行機)
羽田空港
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