1月に起きた能登地震の復興の応援も兼ねて加賀の片山津温泉に来ました。
片山津温泉は、加賀(加賀市、小松市)にある粟津温泉、山代温泉、山中温泉と4つで加賀温泉郷、関西の奥座敷と呼ばれています。
片山津温泉は、江戸時代の1653年(承応2年)に、加賀国江沼郡(えぬまぐん・えぬのこおり)にの大聖寺藩(だいしょうじはん)の第二代藩主の前田利明(まえだ としあき)が加賀三湖の一つ「柴山潟」に鷹狩に訪れた際に、湖底に温泉が湧出していることに気づいたことが始まりと言われています。前田利明やその後の幾人の手によって温泉開発が行われましたが、湯源を確保することができませんでした。
1876年(明治9年)に、柴山潟で、松材三万本を使用し、埋め立て面積一町歩(約1ヘクタール)に及ぶ大規模な埋め立て工事が行われ、柴山潟の一部を埋め立てられました。その工事で造成された人工島に架橋されて温泉が利用できるようになりました。
翌1877年(明治10年)に片山津で初の温泉旅館が開業しました。
1882年(明治15年)、源泉が確保され開湯しました。
片山津温泉には、温泉旅館やホテルもありますが、今回は日帰りで入浴できる加賀片山津温泉 総湯に来ました。
2012年にできたばかりで、2階には軽い食事ができる場所もあり、きれいな施設です。2階の屋上からは、裏に広がる柴山潟(しばやまがた)が眺められます。柴山潟は加賀三湖の一つです。
加賀片山津温泉 総湯の近くの砂走公園には、足湯もあります。
柴山潟に突き出た浮御堂は、能登地震の影響で途中の道が通行止めになっていました。
道の途中で、話しかけていただいた人は、一部地震の被害を受けた家やホテルがあるが、全体としては全然大丈夫と言われていましたが、建物の壁が崩れていたり、道が盛り上がっていたりして、能登ほどではないにしても、たいへんな状態だということが分かりました。
旅程
東京
↓(新幹線+特急)
加賀温泉駅
↓(バス)
加賀片山津温泉 総湯
↓(徒歩)
瑠璃光山 愛染寺
↓(徒歩約15分)
中谷宇吉郎雪の科学館
↓(バス)
加賀温泉駅
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