スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

11月, 2018の投稿を表示しています

The Avenues(クウェート)

クウェート観光の最終日、空港に行く前にThe Avenues(ジ・アベニューズ)に寄っていきました。 The Avenuesは、クウェートにある最大規模のショッピングモールで、中東地域でも最大級の一つです。2007年にオープンし、その後数回の拡張を経て、現在では800以上の店舗、レストラン、エンターテインメント施設が入っています。 全体として本当に巨大で、いくつかのセクションに分かれています。 グランドアベニュー:は、ヨーロッパ風の街並みを再現し、高級ブランドが立ち並びます。本当に、街一つが入っているぐらいの大きさで、建物内であることを忘れます。 他にも、伝統的なアラブの市場を模していて、地元の工芸品や特産品が手に入るソーク。ラグジュアリーブランドが集結したプレストージュ。自然をテーマにしたリラックスできる空間のザ・ガーデン、などがあります。 最新の映画館や子供向けの遊び場もあります。 例えば、キッザニア。 カタール航空が協力しているようですので、パイロットやCA、空港職員を体験できるのではないでしょうか。 全体的に、中東のオイルマネーで作ったラグジュアリーな感じですが、普通のスーパーマーケットも入っています。この近隣の人は、こんなところで日用品を買ったりしているのでしょうか。 The Avenuesは、ショッピングだけでなく、文化や娯楽を楽しめる総合的な施設として、地元の人々や観光客に人気のスポットです。クウェートを訪れる際には、ぜひ立ち寄ってみてください。 クウェート観光全体としては、中東に慣れていなかったことともあり、不完全燃焼でしたが、最後のThe Avenuesが中東らしいリッチな施設で楽しむことができ、最後には満足して日本に立つことができました。 旅程 ホテル ↓(タクシー) The Avenues ↓(タクシー) クウェート国際空港 関連イベント 周辺のスポット 地域の名物 関連スポット リンク The Avenues

解放塔:クウェートの空を貫く誇り、湾岸戦争を越えて刻まれた記憶

スーク・アル・ムバラキヤで食事をした後、解放塔(解放タワー、Liberation Tower)に向かいしました。 クウェートの解放塔は、クウェート市にあるランドマークで、高さ約372メートルの通信塔です。湾岸戦争後にクウェートの解放を記念して建設されたため「解放塔」という名前がつけられました。完成時点で世界で5番目に高い通信塔であり、現在でもクウェートで最も高い建物の1つです。 この塔は、単なる記念碑としてだけでなく、通信インフラの一部としても重要です。上部には観光客が訪れることのできる展望台や回転レストランもあります。塔のデザインは、現代的な建築技術を用いながら、クウェートの伝統的な建築要素も取り入れられており、ガラスとセラミックタイルで覆われています。 塔は1990年に建設が始まり、Kuwait Telecommunications Towerと名付けられる予定でしたが、イラクによるクウェート侵攻により工事が一時中断されました。湾岸戦争後、クウェート解放の象徴として1996年に正式に完成し、クウェートの復興と国家の誇りを象徴する建物として多くの人に知られています。 この後、街をぶらつきながらホテルに帰りました。 前週の洪水のせいか工事中だったり荒れた歩道が多かったです。 ところどころにある高層ビルが中東らしいお金持ちなイメージが伝わりましたが、食事はスークなどで取ったこともあり、あまりリッチな体験はできませんでした。 明日が最終日で、全体として消極的な旅となってしまったので、次の国ではもっといろいろ体験したり見たりしようと思いながら、この日の探索は終了にしました。(最終日にちょっと寄ったThe Avenuesが良かったので、結果的に良い旅でした。) 湾岸戦争 1990年8月2日、イラクのサダム・フセイン政権は突如としてクウェートへの侵攻を開始しました。この電撃的な動きは、中東の小国クウェートを瞬く間に制圧し、国際社会に衝撃を与えました。イラクは石油の利権や経済的困窮、そして歴史的な領有権を主張し、クウェートを自国の一部と宣言しましたが、世界の反応は厳しく、国連を中心に速やかに非難と制裁の声が上がりました。 冷戦が終結に向かい、世界秩序が再編されつつあったこの時期、アメリカは国際的リーダーシップの下に多国籍軍を結成し、クウェートの解放と中東の安定を目指して行動を開...

Al-Diwan Al-Amiri:イスラム建築の粋、クウェートの歴史を刻む黄金の宮殿

クウェートタワーから、海岸に沿った道を歩きました。 途中釣りをしている人がいたり。 鳥がいたり。 大量の船が。見た目からクルーザーとも違うので、地元の漁師でしょうか。 しばらく歩くと設備の整った場所に出てきました。 先ほどとは違い大量のクルーザーが。 飲み物はペットボトルを持っていたのですが、何か軽い食事やアイスクリームなどが食べられないかと周りを見ながら歩いていたのですが、それらしいものがなく、豪華な建物はあるのですが、人がほとんどいません とりあえず何か食べられるだろうと、昨日のスークに向かうことにしました。 スークに向かって歩くと、時計塔のある豪華な建物が現れました。 これは、Al-Diwan Al-Amiri(The Amiri Diwan、アムリ・ディワン)と言うクウェートの首長(エミール)の公式オフィスだそうです。日本の首相官邸のようなものでしょうか。 Al-Diwan Al-Amiriは、クウェートの国家運営における主要な役割を果たし、エミールの公務を支える重要な行政組織です。 エミールの事務所・オフィスで、クウェートのエミールが政府業務を行う中心地です。外交や国家運営に関する重要な決定がここで行われます。国内外からの公式訪問者を迎える場所としても使用され、国家間の公式会談や式典もここで行われます。 行政・政治機能も持ち、クウェート政府の主要な政策や指示を策定し、エミールの指導のもとで国家の政策を実行する行政の中枢です。クウェートの首長は立法、行政、司法の最高権力者であり、Al-Diwan Al-Amiriはその運営をサポートします。 Al-Diwan Al-Amiriの建物自体は、クウェートの伝統的な建築スタイルと現代的な要素が融合した豪華な建造物であり、クウェートの歴史と文化を象徴しています。建物内には、伝統的なアラビア文化を反映した装飾や、現代のデザインが取り入れられた空間が広がっています。 クウェートの歴史の中で、Al-Diwan Al-Amiriは国家運営の中心であり、特にエミール制の発展に伴ってその役割を果たしてきました。クウェートが独立した後も、この機関は国家の安定と発展に重要な役割を果たしてきています。 Al-Diwan Al-Amiriは、重要な国家行事や祝賀式典が開催される場所でもあり、国民の祝典や外国首脳の訪問などがここで行われま...

クウェートタワー

クウェート二日目は、初めにクウェートタワーに向かいました。距離的に歩けそうなので徒歩で向かいましたが、かなりの交通量で複数車線の道路に歩道があまり整備されておらず、あまり徒歩に向いた作りになっていませんでした。素直にタクシーで行った方が良いです。 クウェートタワー(Kuwait Towers)は、クウェート市にある象徴的なランドマークで、1979年に完成しました。このタワー群はペルシャ湾に面した海岸に位置しており、クウェートの近代建築を代表するものの一つです。デザインはデンマークの建築家であるマレーネ・ビョルン(Malene Bjørn)によって手掛けられ、クウェートの文化的および歴史的なアイデンティティを反映しています。 クウェートタワーは主に3つのタワーから成り立っています。 メインタワー: 高さは約187メートルで、二つの球体があり、上の球体には回転式の展望台が設けられており、クウェート市のパノラマビューを楽しむことができます。下の球体にはレストランやカフェがあり、観光客が食事をしながら景色を楽しむことができます。 二番目のタワー: 約147メートルの高さで、こちらは主に水タンクとして機能しており、クウェートの給水システムに役立っています。 三番目のタワー: 最も小さなタワーで、主に照明の役割を果たしています。 デザインには、クウェートの歴史的な伝統が反映されており、球体部分はクウェートの伝統的な水を運ぶ壺(アラビアのジャー)を象徴しています。また、タワー全体が海の近くにあることから、湾岸地域とのつながりも強調されています。 クウェートタワーは観光地としても人気があり、クウェート市を一望できる絶好の場所であるだけでなく、その斬新なデザインが世界的にも評価されています。 旅程 ホテル ↓(徒歩) クウェートタワー ↓(徒歩) Al-Diwan Al-Amiri ↓(徒歩) スーク・アル・ムバラキヤ ↓(徒歩) 解放塔 ↓(徒歩) ホテル 関連イベント 周辺のスポット Maritime Museum Grand Mosque of Kuwait スーク・アル・ムバラキヤ 地域の名物 関連スポット リンク 大使の活動(クウェートタワー) | 在クウェート日本国大使館

スーク・アル・ムバラキヤ

Grand Mosque of Kuwait からスーク・アル・ムバラキヤ(Souq Al-Mubarakiya, Mubarakiya Old Market)に向かいました。 スーク・アル・ムバラキヤは、クウェート市内に位置する歴史的な市場で、伝統的なアラブのスーク(市場)の雰囲気を感じられる場所です。この市場は、クウェートの歴史的、文化的な中心地の一つであり、約200年以上の歴史を誇っています。名前は、クウェートを建国したムバーラク・ビン・サバーハ・アッ=サバーハ(Mubarak bin Sabah Al-Sabah、ムバラク1世、ムバラク大王)に由来しています。 スーク・アル・ムバラキヤは、観光地であると同時に、地元の人々の日常生活の一部です。市場では、新鮮な野菜、果物、魚、肉、スパイスなど、さまざまな生活必需品が売られています。 香辛料、伝統的なクウェートの衣類(ディシュダシャやアバヤ)、香水、シルク、宝石、金など、クウェートや中東の文化を感じられる商品が多く揃っています。特に金製品の市場としても有名で、デザインが豊富で品質が高いことで知られています。 市場にはローカルな料理や軽食を楽しめるレストランやカフェもあります。クウェートの伝統的な料理や、フレッシュジュース、デザートなどを味わうことができます。 市場自体は伝統的なアラビア建築を残していますが、周囲には新しい建物や現代的なインフラが広がっており、古い文化と現代文化が交錯するユニークなエリアとなっています。 地元の人々だけでなく、観光客にも人気があり、特にクウェートの歴史や文化に触れたい旅行者には理想的な場所です。交渉して商品を購入する体験も、訪問者にとって魅力のひとつです。 ムバラキヤ・オールドマーケットは、クウェートの伝統的な文化や商業活動を現代に伝える生きた遺産として、訪れる価値のある場所です。 この後、周りも暗くなってきたのでホテルに戻りました。 旅程 クウェート国際空港 ↓(タクシー) ホテル ↓(徒歩) Maritime Museum ↓(徒歩) Grand Mosque of Kuwait ↓(徒歩) スーク・アル・ムバラキヤ ↓(徒歩) ホテル 関連イベント 周辺のスポット クウェート・タワー Maritime Museum Grand Mosque of Kuwait 地域の名物 関連...

Grand Mosque of Kuwait

Maritime Museumから大通りに沿って西に向かいGrand Mosque of Kuwait(グランド・モスク)に向かいました。 Grand Mosque of Kuwaitは、クウェート最大かつ最も重要なモスクであり、同国のイスラム教徒の礼拝の中心的な場所です。 Grand Mosque of Kuwaitの建設は1979年に始まり、1986年に完成しました。敷地面積は約45,000平方メートル、メインの礼拝ホールは約10,000人を収容できるほどの大きさです。また、女性専用の礼拝室もあり、最大950人が利用できます。 Grand Mosque of Kuwaitの設計は、イスラム建築の伝統を反映しており、アラビア・アンダルシア様式が融合しています。内装は非常に豪華で、モザイクタイルやカリグラフィーがふんだんに用いられ、神聖なコーランの詩が壁に刻まれています。特に、ドームの美しさが際立っており、中央ドームは70メートルの高さに達します。 ミナレット(モスクに付随する細長い塔)の高さは74メートルあり、クウェートの多くの場所から見ることができます。 ラマダンの時期や金曜礼拝など、イスラム教の重要な行事が盛大に行われ、国内外から多くの信者が集まります。礼拝に加えて、グランド・モスクではクルアーンやイスラム教の教えに関する教育プログラムや文化イベントも定期的に開催されています。 グランド・モスクは、観光客にも開放されており、クウェートに訪れた際に見学できるスポットです。モスクのガイド付きツアーが提供され、イスラム建築や礼拝の仕組みについての説明を受けることができます。ツアーでは、イスラム文化や宗教に対する理解を深めることができます。 僕は初めての中東で着いたばかりというのもあり、中に入る勇気がなく、外から眺めるだけでした。この後、他の中東も訪れたのですが、観光地ではホスピタリティも良いので、他の国や日本と同じように入っていって大丈夫だと思います。 厳しいドレスコードがあるため、訪問者は適切な服装(長袖、長ズボン、女性の場合は頭を覆う)を着用する必要がありますが、訪問者にはアバヤやスカーフが提供されることもあります。 旅程 クウェート国際空港 ↓(タクシー) ホテル ↓(徒歩) Maritime Museum ↓(徒歩) Grand Mosque of Kuwa...

Maritime Museum(クウェート)

2泊4日のクウェート観光に来ました。初の中東観光です。いつか中東の国々にも行きたいと思っていましたが、慣れていない状態で良い観光地に行くとうまく観光できなかったときに航海するので、あまり観光スポットがないクウェートを練習用に選びました。 空港で観光ビザの発行が必要ですが、さっそく試練にぶつかりました。ビザ発給の担当者がとんでもなく不親切。英語ができないのか、アジア人が苦手なのか、話しかけても嫌そうな顔で印紙の自販機を指さしたりするだけ。コインが無いので崩してもらおうとしたら、他でやれ、と。仕方なく、空港内の喫茶店で聞いたところ、快く小銭に崩してくれました。 この後、他の中東諸国にも旅行に行きましたが(この日記は2024年に書いています)、中東の国々の公共施設の職員は非常に態度が悪いです。日本のようにフレンドリーではありません。これは、国民が公務員やオイル系などの企業に勤めるのに対して、普通の店のスタッフは移民が大半で、身分の階層ができているためだと思われます。住む場所も国民は壁で囲まれた地域に住み、観光地や街の普通の店は移民ばかりの国も多いです。逆に、移民の人たちは、多国籍に慣れており、どの店に行っても本当にフレンドリーで親切です。 15:00ごろホテルについたので、少し外を歩いてみることにしました。 先週、大雨で街中が水浸しになったようで、あちことに水に浸かった跡が残っています。中東やクウェートというと、砂漠のようなイメージだったので水害というは意外でした。 中東には、流線型の未来的な高層ビルがあちこちに建っています。これはアル・ハムラ・タワー。 こちらは、Al-Sharq Tower。展望台のあるビルもあるかもしれませんが、情報不足でした。初めての中東にびびって、情報なしに中に入る勇気もありませんでした。 海の方に歩くと、Maritime Museumが見えてきました。 クウェートのマリタイム・ミュージアム (Maritime Museum)は、同国の海洋史や伝統的な船舶文化を紹介する博物館です。クウェートは歴史的に真珠採取や海上貿易が盛んで、特にアラビア湾に面した地理的特性を活かして発展してきました。この博物館では、クウェートの海洋文化や生活を象徴する伝統的なダウ船(Dhow)や、真珠採取の歴史、海洋にまつわる道具や展示品が展示されています。 クウェートやアラ...