本日は当初、文京区の小石川植物園と井上円了記念博物館に行く予定でした。小石川植物園は休園で、井上円了記念博物館は入試中で入構禁止で入れませんでした。残念ですが、完全に時期を誤りました。少し歩けば、文京区立森鴎外記念館と旧安田楠雄邸庭園があるので、今日はそちらを見ることにしました。文京区立森鴎外記念館に向かって東に進むと、見た目がユニークな建物のお寺がありました。光源寺という名前で、ユニークな建物内には非常に大きな観音像が立っていました。
文京区の静かな住宅街にひっそりと佇む天昌山 光源寺は、浄土宗に属する歴史あるお寺です。最寄り駅は南北線の本駒込駅や千代田線の千駄木駅で、いずれも徒歩圏内という便利な立地にあります。光源寺は江戸時代の1589年(天正17年)に仙石秀久に開基(かいき)されたとされており、長い歴史の中で地域の人々の信仰の拠り所として親しまれてきました。元々は神田四軒町(現・東京都千代田区神田美土代町)にありましたが、1648年(慶安元年)に現在地に移転しました。
大観音像は、駒込大観音(こまごめおおがんのん)という名前の十一面観音像です。初代の像は江戸時代前期の豪商丸屋吉兵衛の発願により建てられましたが、第二次世界大戦の夜襲で焼失しました。1993年(平成5年)に、現在の2代目の大観音像が再建されました。
光源寺の境内は、季節ごとの表情が豊かで、四季折々の自然を感じることができます。歴史的な墓地もあり、江戸時代や明治時代の著名な人物(明珍本家(54世宗介など)、甲賀源吾、柳田正斎、柳田泰麓、服部波山、寺田宗有など)が眠っていることから、歴史好きな方にとっても興味深い場所となっています。古い墓石には時の流れが刻まれており、静かに手を合わせると、過去と現在が穏やかに繋がる感覚を味わうことができます。
日常の忙しさを忘れて、静かに心を落ち着けたい時には、天昌山 光源寺を訪れてみてはいかがでしょうか。その静寂と美しい景観は、きっと心に安らぎをもたらしてくれることでしょう。
旅程
茗荷谷駅
↓(徒歩)
小石川植物園(休園日)
↓(徒歩)
井上円了記念博物館(入試中で入構禁止)
↓(徒歩)
↓(徒歩)
↓(徒歩)
↓(徒歩)
田端駅
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