朝から岩宿遺跡や桐生明治館を巡ったあと、桐生織物記念館(きりゅうおりものかいかん)に足を運びました。街の中心部にあり、かつて織物産業で栄えた桐生の歴史を肌で感じられる場所です。
記念館の展示室に入ると、まず目を引くのは桐生織の製作工程の数々です。シルクの光沢が美しい生地がどのようにして生まれるのか、その流れが丁寧に紹介されていました。素材となる絹糸や、養蚕業に欠かせない蚕の模型、繭玉など、原材料から織物ができるまでの道のりを見ることができます。
特に印象に残ったのは、八丁撚糸機(はっちょうねんしき)や検撚機(けんねんき)、手経(てべい)といった機械の展示です。昔ながらの技術が現代まで受け継がれてきたことが実感できました。また、ジャカード機の実物も展示されていて、複雑な模様を自在に織り上げるための工夫や技術力の高さに感心しました。
さらに、染色や仕上げの工程、出来上がった袋帯やなごや帯などの製品も展示されており、織物の美しさと職人の技が伝わってきます。お召織(おめしおり)をはじめとする桐生織の技法も紹介されていて、織物の奥深さに触れることができました。
桐生織物記念館は、単なる産業遺産の展示施設ではなく、桐生のまち全体が織物とともに歩んできた歴史を知ることのできる場所です。伝統技術を今に伝える職人たちの思いや、絹の持つ温かみを感じながら、心豊かなひとときを過ごすことができました。
旅程
東京
↓(新幹線/JR両毛線)
岩宿駅
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金善ビル
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桐生倶楽部
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桐生駅
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