群馬県桐生市の織物参考館・紫を訪れました。朝から岩宿遺跡や桐生明治館、桐生織物記念館、桐生天満宮を巡った後、歴史ある織物の町をさらに深く知りたいと思い、足を運びました。
館内に入ると、まず目に飛び込んできたのは、エジプト最古の織機の図です。ここから時代を遡るように、世界各地の織機の資料や実物が展示されています。古代ギリシャの花瓶に描かれた織物の工程や、江戸時代の型紙といった資料もあり、織物がどのように人々の暮らしに根付いてきたのか、その歴史を感じることができました。
展示されている織機は実に多彩で、ペルーのミピピポ族による原始的な機から、紀元前のおもり機、そして近代の力織機まで、時代ごとの進化がわかりやすく並べられています。それぞれの織機の仕組みや特徴を眺めながら、人類が創意工夫を重ねてきた歩みに思いを馳せました。
さらに隣の建物に移ると、実際に自動で動いている織機を間近に見ることができました。目の前で複雑な動きを繰り返す機械は迫力があり、織物がどのように生み出されているのかを体感できます。
建物の屋根は特徴的なのこぎり屋根になっており、一定の光を取り入れる工夫がされています。のこぎり状の屋根は、室内に自然光を安定して届けるだけでなく、機械が動く際の音を乱反射させて和らげる役割も果たしているそうです。このような設計にも、織物産業の知恵が詰まっているのだと感心しました。
織物参考館・紫の見学を通して、桐生の織物が世界や時代を超えて受け継がれてきた歴史の一端に触れることができました。技術や工夫の積み重ねが、現代に続く織物の町を形づくっているのだと改めて実感しました。
旅程
東京
↓(新幹線/JR両毛線)
岩宿駅
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