あやしいおっちゃんの案内を終えたあと、オリーブモスク(グランドモスク(Grande Mosquee)、ジャーミウ・ザイトゥーナ(Jamaa ez Zitouna))に向かいました。
ぐるっと周りを廻ってみたのですが、中への入り方が分からず。
人がたくさんいるとこで、とりあえず写真だけ撮りましたが、あのおっちゃんが案内してくれた屋上のミナレット(尖塔)がハイライトでした。
オリーブモスクは、チュニジアの首都チュニスに位置する歴史的なモスクで、地元では「ザイトゥーナ・モスク」として知られています。このモスクは、北アフリカで最も古いイスラム教の礼拝所の一つで、教育と宗教の中心地として長い歴史を持っています。
オリーブモスクの創建は、8世紀にまで遡ります。一般的には698年に建設されたとされていますが、現在の形に整えられたのは9世紀で、アッバース朝のもとでの改築が行われました。モスクの名前の由来については、オリーブの木が植えられていたからとも、あるいは宗教的な象徴としての「オリーブの木」にちなんで名付けられたとも言われています。
オリーブモスクは、約5,000平方メートルの広大な敷地を持ち、特徴的な中庭と美しいアーチ状の回廊が特徴です。内装には、イスラム建築特有のアラベスク模様や幾何学模様が施され、手の込んだ彫刻が至るところに見られます。また、ミナレット(尖塔)はモスクのシンボルで、14世紀に建設されたもので、チュニスの旧市街地においてランドマーク的な存在です。
オリーブモスクは、宗教施設としてだけでなく、イスラム教の学問を学ぶ重要な教育機関でもあります。このモスクに付随するザイトゥーナ大学は、アズハル大学と並んでイスラム世界の最高学府の一つとされ、法学や神学、その他の学問が教えられています。数多くの著名な学者や知識人がここで学び、北アフリカと中東の学問の発展に大きな貢献をしました。
現在でもオリーブモスクは、信仰と教育の場として機能しており、多くの礼拝者や観光客が訪れます。旧市街地メディナの一部として、1981年にユネスコの世界遺産に登録されており、訪れる人々にチュニスの豊かな歴史と文化を伝えています。
オリーブモスクは、チュニスの重要な歴史的ランドマークであり、イスラム教とアラブ文化の影響を色濃く残した場所です。観光客も訪れやすい場所に位置し、見どころも多いので、チュニジアを訪れる際にはぜひ足を運びたいスポットの一つです。
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