コペンハーゲン2日目、デンマークらしい澄んだ朝の空気に包まれながら、まずは有名な人魚姫の像を訪れ、その後、王の庭を抜けてローゼンボー城へ向かいました。
王の庭、正式には「コングス・ハヴェ」と呼ばれる広々とした庭園は、市民や観光客の憩いの場として親しまれています。色鮮やかな花壇や歴史を感じさせる彫像が点在し、緑に包まれた小径を歩くだけでも、王家の都らしい優雅な雰囲気を味わうことができます。
ローゼンボー城は、デンマーク・ルネサンス様式の傑作として名高いお城です。クリスチャン4世によって17世紀初頭に建てられ、もともとは王の夏の離宮として使われていました。赤レンガと緑青色の屋根が印象的な外観は、童話の世界に迷い込んだかのような幻想的な美しさがあります。
城内に入ると、王族がかつて暮らした華やかな部屋や、豪奢な王冠、宝飾品が展示されており、デンマーク王家の歴史を肌で感じることができます。特に地下の宝物庫では、デンマーク王冠や王笏など、王権の象徴となる貴重な品々が展示されており、その豪華さに目を奪われました。
城の見学を終えて外に出ると、ちょうど衛兵たちが隊列を組み、楽団の演奏とともに行進しているところに出会いました。整然と揃った青い制服、軽やかに響くブラスバンドの音色が、王家の伝統と格式を感じさせます。城の隣には兵舎(バラック)もあり、そこから兵士たちが出てくる様子を見られたのも、また印象深いひとときでした。
コペンハーゲンの歴史と日常が交錯するローゼンボー城で、王家の栄光に思いを馳せながら、今も人々に大切にされているデンマークの伝統を間近に感じることができた一日でした。
旅程
(略)
↓(徒歩)
アマリエンボー
↓(徒歩)
↓(徒歩)
カリタス噴水
↓(徒歩)
(略)
コメント
コメントを投稿