本日、浅草寺を訪れました。浅草寺は何度も来ていますが、コロナ下であれば、人が少ない状況の浅草寺が見れるのではないかと思い来てみました。
浅草寺といえば雷門の大提灯がシンボルですが、この日はまさに10年に一度の提灯の取り換え時期にあたり、雷門は提灯のない珍しい姿を見せていました。
普段は観光客でごった返すこのエリアも、コロナ禍の最中で、例年と比べると人通りは少なかったものの、それでも雷門前や仲見世通りにはそれなりの賑わいがあり、浅草という町の力強さを感じました。
仲見世通りを歩くと、多くの店が営業を続けており、和菓子や土産物を買い求める人々の姿も見られました。かつて江戸時代から続くこの商店街は、参拝者や観光客を迎え入れ、浅草らしい雰囲気を守り続けています。コロナ下の制約がありながらも、暖かく店を開ける人々の姿には、土地に根付いた暮らしの強さや誇りが感じられました。
宝蔵門を抜けて本堂へと向かうと、境内にも思いのほか多くの参拝者が集まっていました。
本堂の中も密になるほどではありませんが、静かな熱気が漂い、それぞれが祈りを捧げている様子は、どこか心に残ります。
浅草寺の歴史は古く、推古天皇の時代、628年(推古天皇36年)に隅田川で漁をしていた兄弟の網に観音像がかかったことに始まるとされます。以来、庶民の信仰を集め、関東大震災や東京大空襲をも乗り越えて、今も多くの人々が願いを込めて足を運ぶ場所であり続けています。
この日は、いつもと違う雷門の姿、静けさの中に漂う浅草の活気、そして歴史に根ざした町の底力を感じる、忘れがたい一日となりました。
旅程
浅草駅
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