徳賽寺をさっと見て、南周りで来遠橋に戻る途中に、ちょっとした広場がありました。現地では、なぜかGoogle Mapに何も表示されなかったので、写真だけ撮っておいたのですが、後で調べてみると、バムー寺の門(Cổng Chùa Bà Mụ)という歴史的な建物でした。
ホイアンの旧市街には、色鮮やかなランタンと歴史ある建物が織りなす幻想的な風景が広がっています。その中でもひときわ目を引くのが、Cổng Chùa Bà Mụ(バムー寺の門)です。この門は、ホイアンの魅力を象徴する存在であり、訪れる人々に静かな感動を与えてくれます。
バムー寺は18世紀頃に建立された寺院で、航海の安全や商売繁盛、家庭の平穏、子孫繁栄を祈願する場として多くの商人たちに信仰されてきました。ベトナムの伝統的な道教と仏教が融合した信仰の場としても知られ、地域の人々の暮らしに深く根付いています。現在では寺院そのものよりも、立派な門とその周囲の美しい景観が観光スポットとして注目されています。
この門の特徴は、何といってもその鮮やかな赤と黄色の配色です。シンメトリーにデザインされた構造は、ベトナムの伝統建築の美しさを際立たせています。門の屋根は優雅に湾曲しており、細部にはドラゴンや鳳凰の繊細な彫刻が施されています。門をくぐると、小さな池と手入れの行き届いた庭園があり、水面に映る門の姿が一層の趣を醸し出しています。
訪れるなら、朝早くか夕方の涼しい時間帯がおすすめです。特に夕暮れ時には、柔らかな光が門を照らし、周囲の風景と調和して幻想的な雰囲気に包まれます。また、ホイアン名物のランタン祭りの期間中は、ライトアップされた門がさらに美しく輝き、異国情緒あふれる光景を楽しむことができます。
Cổng Chùa Bà Mụへの入場は無料で、旧市街の中心部からも徒歩圏内にあるため、気軽に立ち寄ることができます。近くには有名な日本橋(来遠橋)やホイアン市場もあり、散策の途中で訪れるのにぴったりのスポットです。宗教的な場所であるため、訪問の際には肌の露出が少ない服装を心がけると良いでしょう。
ホイアンの街並みに溶け込むこの美しい門は、歴史の静かな語り部のような存在です。その佇まいに触れることで、ホイアンの奥深い魅力を再発見できることでしょう。
旅程
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