関公廟のあとの予定としては、ホイアン・トラディショナル・アート・パフォーマンス・ハウスでしたが、講演が10:30からなので、しばらく旧市街を散歩することにしました。北へ向かうと大きな道(Phan Chu Trinh通り)に出たため、西に向かってみました。しばらく歩くと何かお寺のようなものがあったため、入ってみました。
そこは、陳祠堂(チャン家、Trần Family Chapel)というところで、ここで初めて知ったのですが、ホイアン民俗文化博物館に入るために買ったチケットが旧市街の観光施設5か所を自由に選んで見れるものということでした。ということで、まずはここ陳祠堂を見て10:30まで、旧市街の他のスポットも見てまわることにしました。
ホイアンの旧市街には、歴史と文化が息づく数々の名所があります。その中でも特に興味深いのが、陳祠堂です。この祠堂は、17世紀末から18世紀初めにかけて建てられたもので、中国から移住してきた陳氏一族によって設立されました。一族の祖先を祀るためのこの祠堂は、現在もその文化的・歴史的な価値を保ちながら、多くの観光客を魅了しています。
陳祠堂の建築は、伝統的なベトナム建築と中国建築の要素が巧みに融合しています。建物は木造で、美しい彫刻や装飾が施されており、その細部には一族の繁栄と祖先への敬意が込められています。祠堂内部には祖先を祀る祭壇があり、香炉や遺影が整然と並べられています。この祭壇を囲む装飾やデザインには、風水の原則が反映されており、一族が風水をどれほど重視していたかをうかがい知ることができます。
この祠堂は単なる建築物ではありません。一族の歴史や絆を象徴する場所であり、代々の祖先を敬う儀式や集まりの中心地として機能してきました。中に保存されている資料や系譜図は、一族の歴史を伝える貴重な記録として、現在も大切に保管されています。また、一族の繁栄や移住の歴史を伝えるこれらの物語は、ホイアンの多文化的な背景を知る手がかりともなっています。
訪れる観光客にとって、陳祠堂はホイアンの文化と歴史を肌で感じることができる特別な場所です。祠堂の静寂な雰囲気や、美しく保存された建築の細部を間近で見ることで、過去への敬意と一族の絆の重要性を感じ取ることができます。見学中には、一族のガイドが祠堂の歴史や建物の特徴について丁寧に説明してくれることもあり、さらに深い理解を得ることができるでしょう。
陳祠堂はホイアン旧市街の中心部に位置しており、他の観光名所からも徒歩で簡単にアクセスできる便利な場所にあります。日本橋や福建会館など、ホイアンの他の有名なスポットと合わせて訪れることで、この街の多様な魅力を存分に楽しむことができます。
ホイアンを訪れる際には、陳祠堂をぜひ旅程に加えてみてください。その静かな佇まいと美しい建築、そしてそこに刻まれた一族の歴史が、きっとあなたの心に深い印象を残してくれることでしょう。
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