買い物のための自由時間の後、来遠橋前に集合し、チャンフー通りを東へ進み貿易陶磁博物館へ向かいました。
ベトナム中部の街、ホイアン。その旧市街はユネスコ世界遺産にも登録され、かつて国際貿易港として栄えた歴史が今も息づいています。この地に足を運ぶなら、ぜひ立ち寄りたいのが「ホイアン貿易陶磁博物館」です。この博物館では、かつてのホイアンが東南アジアから東アジア、さらにはヨーロッパまでを結ぶ重要な交易の拠点であったことを物語る貴重な陶磁器の数々が展示されています。
博物館の建物自体が、18世紀に建てられた伝統的な木造建築です。歴史を感じさせるその佇まいは、ホイアン旧市街の美しい街並みと調和し、訪れる人々をまるでタイムスリップさせたかのような感覚に誘います。館内に足を踏み入れると、東南アジアや中国、日本、さらにはヨーロッパから運ばれた陶磁器が整然と並び、交易によって栄えた時代の活気を感じ取ることができます。一階と二階の間には、当時荷物を運び入れた大きな穴と滑車がついており、当時多くの商品が取引され栄えていたことが感じられます。
展示品の中には、ホイアンやその周辺地域で出土した陶磁器が多く含まれています。それらは、かつてこの地が交易ネットワークの中心としてどれほどの重要性を持っていたかを物語るものです。日本の陶磁器の特徴が見られる品もあり、日本との深いつながりを感じさせます。また、陶磁器の製造技術や装飾の進化についても詳しく紹介されており、各国の特色や技術の交流を学ぶことができます。
さらに、博物館では、単なる展示にとどまらず、かつてホイアンを経由して世界中に運ばれた陶磁器の軌跡をたどることができます。その背景には、国際交易を支えたホイアンの職人たちの努力と工夫がありました。彼らが生み出した品々は、遠く離れた異国の地で高く評価され、愛されたのです。
ホイアン貿易陶磁博物館は、旧市街の中心部にあり、散策中に立ち寄りやすい場所に位置しています。ホイアン旧市街の観光チケットで入館できるため、特別な入場料は必要ありません。博物館内をゆっくりと巡ることで、かつての繁栄を感じながら、現在のホイアンの街がその歴史をどのように受け継いでいるのかを知ることができます。
ホイアンを訪れるなら、この博物館を見逃すわけにはいきません。陶磁器の魅力を通じて、交易の拠点としてのホイアンの役割や、そこで生まれた文化的な交流の深さを存分に感じることができるでしょう。ホイアン貿易陶磁博物館は、歴史と文化の宝庫であり、ホイアン観光のハイライトの一つです。
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