ウクライナのキーウにある聖ムィハイール黄金ドーム修道院を訪れました。キーウ観光の2日目で、朝から独立広場近くのホテルを出発し、聖ソフィア大聖堂や聖アンドリーイ教会などを見ながら、市街地を歩いて回っていました。その流れでたどり着いたのが、鮮やかな水色の外観と金色の屋根が印象的なこの修道院でした。
ヨーロッパの教会というと、石造りの重厚な色合いや、白や灰色を基調とした建物を思い浮かべることが多いのですが、キーウの教会は少し違っていました。赤や黄色、水色など、街の中に明るい色の教会が点在しており、それぞれが強い個性を持っていました。聖ムィハイール黄金ドーム修道院もその一つで、青空に映える水色の壁と、外壁のところどころに使われた金色の装飾がとても華やかでした。名前の通り、屋根の黄金のドームも遠くからよく目立ち、宗教施設でありながら、街の景観を明るくする存在のように感じました。
この修道院の歴史は古く、もともとはキーウ・ルーシの時代、12世紀初めに建てられた聖堂に由来します。大天使ミカエルはキーウの守護者ともされ、この地において特別な意味を持つ存在でした。しかし、現在目にする建物は単に古い建物がそのまま残っているわけではありません。ソ連時代の1930年代、宗教施設や歴史的建造物が大きな圧力を受ける中で、かつての聖堂は破壊されてしまいました。その後、ウクライナ独立後に再建が進められ、現在の姿がよみがえったのです。
そのことを知ると、目の前の美しい水色の建物は、単なる観光名所ではなく、失われた歴史を取り戻そうとする記憶の場所でもあるように思えてきます。黄金のドームは華やかですが、その背後には、破壊と再建を経験したキーウの複雑な歴史が重なっています。明るい色彩の外観だけを見ると軽やかな印象を受けますが、実際にはこの街がたどってきた長い時間を象徴する建物でもありました。
今回は中には入りませんでしたが、敷地の中を歩くだけでも十分に印象に残りました。庭には、人の背丈ほどもある黄金の十字架や、教会の装飾品と思われるものが展示されていました。屋外にそのようなものが置かれているのを見ると、思わず「盗まれないのだろうか」と気になりましたが、それだけ自然に置かれている様子からは、当時のキーウの街に対する安心感のようなものも感じられました。
敷地を囲む塀の一部には、入口を兼ねた塔のような建物もありました。こちらも修道院本体と同じく鮮やかな水色で、屋根は金色のドーム状になっていました。正面の聖堂だけでなく、門や塀まで含めて全体の色彩が統一されており、修道院の敷地全体が一つの景観として作られているようでした。
この日は朝から市内を歩き続け、聖ソフィア大聖堂や聖アンドリーイ教会など、キーウを代表する教会建築をいくつも見てきました。その最後の方に訪れた聖ムィハイール黄金ドーム修道院は、歴史の重みと再建された華やかさが同居する場所として、強く記憶に残りました。夕方になり、少し時間も遅くなってきたため、その後はレストランでボルシチなどを食べ、ホテルへ戻りました。青い壁と黄金のドームが夕方の光の中で輝いていた光景は、キーウ観光の中でも特に印象深い場面の一つでした。
旅程
(略)
↓(徒歩)
聖ソフィア大聖堂
↓(徒歩)
ボフダン・フメリニツキーの像
↓(徒歩)
聖アンドリーイ教会
↓(徒歩)
Monument Petra Sagaidachnogo
↓(徒歩)
Church of St. Catherine
↓(徒歩)
キリスト降誕聖堂
↓(徒歩)
↓(徒歩)
ホテル
地域の名物
- ボルシチ
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