東京都港区台場にあるフジテレビジョンに行きました。
フジテレビの本社ビルは、お台場を歩いていると自然と目に入る、とても特徴的な建物です。四角い建物の上に大きな球体が浮かんでいるような姿は遠くからでもよく分かり、以前から見かけるたびに、いつか中に入ってみたいと思っていました。この日は空模様がはっきりせず、外を長く歩く予定を立てにくかったため、屋内で楽しめそうな場所としてフジテレビジョンに行くことにしました。
フジテレビは、1959年に放送を開始した民放テレビ局です。現在のお台場の本社ビルは1996年に竣工し、1997年に新宿区河田町から台場へ本社を移しました。設計は、東京都庁舎や国立代々木競技場などでも知られる建築家・丹下健三です。お台場の景色の中でもひときわ目立つこの建物は、テレビ局であると同時に、東京の湾岸エリアを象徴するランドマークの一つになっています。
まず1階のフジテレビモールに入ると、テレビ局らしい展示が目に入ってきました。フジテレビの犬のキャラクターや、めざましテレビを思わせるマスコットが展示されていて、普段テレビで見ている世界が少しだけ現実の空間に出てきたような感覚がありました。さらに、サザエさんの居間も再現されていました。アニメの中では見慣れた部屋ですが、実際の大きさをもった空間として見ると、作品の世界に少し入り込んだようで面白かったです。
その後、外の長いエスカレーターで7階まで上がりました。下から見上げると、中央の吹き抜けに柱や梁が組み合わさるような構造が見え、建物の外から見ていた印象とはまた違った迫力がありました。特に、上にある球体が見えると、あらためて不思議な建物だと感じました。遠くから見ると一つの記号のように分かりやすい建物ですが、近くに来ると、複雑な構造物としての存在感が強くなります。
次に、25階の球体展望室に向かいました。外から見た球体は非常に大きく感じていたので、中に入るともっと広大な空間が広がっているのかと想像していましたが、実際には思ったよりこぢんまりとしていました。外から見える迫力と、中に入った時の感覚に少し差があるのも面白いところです。建物の外観としては巨大なシンボルですが、展望室としては人が景色を眺めるための落ち着いた空間になっていました。
窓からは、お台場らしい湾岸の景色が広がっていました。大きな橋も見えました。お台場は、海や橋、高層ビル、商業施設が一体になった景色が特徴的ですが、球体展望室から眺めると、その人工的で少し未来的な雰囲気がよく分かります。フジテレビ本社ビル自体もその景色の一部ですが、中から外を眺めることで、建物がこの場所に置かれている意味も少し実感できました。
その後、下に降りて5階のガチャピン・ムックミュージアムに行きました。ポンキッキの歴史などの資料が展示されていて、子どもの頃からテレビで見てきたキャラクターの歩みを振り返ることができました。ガチャピンとムックは、単なる番組キャラクターというよりも、長い時間をかけて多くの人の記憶に残ってきた存在です。展示を見ていると、テレビ番組の歴史は、放送局の歴史だけではなく、見ていた人たちの生活の記憶ともつながっているのだと感じました。
最初は、休日の軽い暇つぶしのつもりで訪れました。しかし実際に中を歩いてみると、キャラクター展示、アニメの再現空間、建築としての面白さ、展望室からの眺めなど、思っていた以上に見どころが多い場所でした。外から眺めるだけでも印象に残る建物ですが、中に入ることで、テレビ局としての親しみやすさと、ランドマーク建築としての独特な存在感の両方を味わうことができました。
天気がはっきりしない日に選んだ場所でしたが、結果的にはお台場らしい景色とテレビ文化の一端を楽しめる、充実した訪問になりました。
旅程
台場駅
↓(徒歩)
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台場駅
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