ラトビアの首都リガにある三人兄弟を訪れました。リガ観光の2日目で、この日は朝から旧市街を歩き、ブラックヘッドハウスやリガ大聖堂を見た後に、三人兄弟へ向かいました。
三人兄弟は、リガ旧市街の細い通りに並ぶ三棟の歴史的な建物です。名前だけを聞くと、何か物語に出てくるような場所にも思えますが、実際には中世から近世にかけて建てられた住宅建築のまとまりです。リガは13世紀に都市として発展し、バルト海交易の要地としてハンザ同盟にも加わりました。そのような商業都市の中で、人々がどのような家に住み、どのような町並みを作っていたのかを、今に伝えているのがこの三人兄弟です。
正面から見ると、三つの建物は本当に三者三様でした。左の建物は緑色で細く、すっと立っているように見えます。真ん中の建物は黄色で、三棟の中では幅があり、丸みのある屋根の形もあって、少しふっくらした印象を受けました。右の建物は白色で、段差のある屋根が特徴的です。同じ通りに並んでいるにもかかわらず、それぞれに表情が違い、まるで時代の違う建物を一枚の写真の中に並べたようでした。
三人兄弟の中でも、白い建物は特に古いものとされ、リガに残る中世住宅の代表的な存在です。中世の町家らしく、装飾よりも実用性が強く感じられる外観で、壁の厚さや小さめの窓からも、現代の住宅とはまったく違う時代の空気が伝わってきます。一方で、黄色や緑色の建物には、後の時代の装飾性や町家としての洗練も感じられ、三棟を見比べるだけでも、リガの建築が少しずつ変化していったことが分かります。
正面から眺めた後、中庭にも入ってみました。裏側から見ると、緑色と黄色の建物は屋根がつながっているように見え、正面で受けた「三つの独立した建物」という印象とは少し違っていました。表から見る姿と裏から見る姿が異なるのも、長い時間の中で増改築や修復を重ねてきた旧市街の建物らしいところです。観光名所として整えられている一方で、単なる展示物ではなく、町の中で生き残ってきた建物なのだと感じました。
リガ旧市街を歩いていると、どの建物も古く見えるため、最初はどこが特別なのか分かりにくいところもあります。しかし、三人兄弟の前に立つと、色、形、屋根、窓、入口の違いがはっきりしていて、建築に詳しくなくても見比べる楽しさがあります。ブラックヘッドハウスのような華やかさとは違い、こちらはもう少し生活に近い歴史を感じられる場所でした。
この翌日には、エストニアのタリンへ向かう予定でした。タリンにも「三人姉妹」や「三人兄弟」と呼ばれる建物があると知っていたので、リガの三人兄弟を見たことで、バルト三国の旧市街を比べて歩く楽しみがさらに増しました。国境を越えても、似た名前の建物があり、それぞれの町に少しずつ違う歴史と雰囲気があるというのは、バルト地方を旅する面白さの一つだと思います。
三人兄弟を見た後は、近くの聖ヤコブ大聖堂へ向かいました。リガ旧市街は見どころが近い距離にまとまっており、少し歩くだけで、商人の館、教会、中世の住宅が次々に現れます。三人兄弟は大きな建物ではありませんが、リガの町が積み重ねてきた時間を、静かに感じさせてくれる印象的な場所でした。
旅程
ホテル
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(略)
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聖ペテロ教会
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聖ヨハネ教会
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リガ城
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聖母受難教会
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Sculpture "Kristaps the Great"
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Great Guild
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ホテル


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